病院管理栄養士 中野 香名さん
患者さんのことを把握し実現可能な栄養指導を提案
中野(旧姓小倉)香名さん
2011年 医療栄養学科卒業・2013年 大学院医療栄養学専攻修了
(国立大学法人 千葉大学医学部附属病院 臨床栄養部)
2011年 医療栄養学科卒業・2013年 大学院医療栄養学専攻修了
(国立大学法人 千葉大学医学部附属病院 臨床栄養部)
患者さんのことを把握し実現可能な栄養指導を提案
栄養指導で具体的な効果を生むには、セオリー通りのやり方だけでは不十分です。大切なのは患者さんと会話を重ね、普段の生活、食の嗜好などをはじめ、服用している薬をしっかりと把握し、そのうえで現実的な提案をすることだと考えています。薬の種類、機序、期待されている効果といった情報は、確実な栄養管理の実践のため欠かせないからです。日々の業務を通して、これからの栄養指導には、薬や医療の分野についての専門的な知識が求められていることをあらためて感じています。
服用している薬をチェックするのは学生時代から身についた姿勢
栄養指導などで患者さんと接しているとき、ごく自然に服用しているにも目が向くのは、管理栄養士として当然のことと考えていたのですが、医療栄養学科で学んだからこそ身についた姿勢でもあります。自分がいかに現場と直結した実践的な学びを行ってきたかを実感するのは、そんなふとしたときです。学ぶべきことはまだまだたくさんあり、その最初のステップとして、NST専門療法士や日本糖尿病療養指導士などの資格取得も視野に入れています。