60周年事業
図書館改修
本学図書館は、1978年8月にそれまで分置されていた人文・社会科学系と自然科学系の各図書室を統合し、キャンパスの中央に大学の中枢の象徴として建設され、創立者故水田三喜男理事長の偉業を顕彰して「水田記念図書館」と命名されました。
建設後、城西大学と城西短期大学に所属するすべての利用者の学習、教育研究に必要な資料、情報を扱っているおり、人文・社会科学系から自然科学系までの幅広い分野の蔵書を備え、学習者に知識や情報を提供するだけでなく、静穏な環境の中で集中できる場の提供も行ってきました。2018年には7・8階にラーニングコモンズを設置してアクティブラーニングの利用に対応し、またオンライン授業のニーズに応えるべく、来館せずともオンラインで学習相談ができるサービスや、多くの電子リソースを学外からも利用できる機能を整えてまいりました。
しかしながら近年は、学生のライフスタイルの変化や学内の施設拡充を図ってきたことから、学習する場所としての図書館の機能には再考の必要があり、これからの大学図書館の在り方を検討すべき時期にまいりました。
本学では2025年に60周年を迎えます。上述した背景から学習者に対し多様な学びの場を提供するため、図書館1階の改修を行うことを決定しました。
本学は建学の精神である「学問による人間形成」を実現するための手段として協創力の育成を掲げており、他者の人格を尊重し、助け合いながら社会の様々な課題を解決できる人間を「学び」を通して育てる環境の整備が必要と考えます。1階を整備することによるグループ学習、プレゼンテーション、ゼミ活動などのアクティブラーニングを支援する場所としてふさわしい環境の提供と共に、図書館の人的支援である司書や学生アドバイザーによる学習支援の充実を目指します。
これからの図書館が「新たな知の創出」「協創力の向上」「交流の場」としての機能を備えると共に、「くつろぎの場」になるオープンなスペースとなるよう、1階以外も含めた環境全体の整備を進めていきます。
図書館1階改修後のイメージ
