2017.10.17
お知らせ 大学
江戸の子どもは勉強熱心 城西大学水田美術館「江戸子ども学びの風景展」

水田美術館公文教育研究会けいこの図

江戸時代の庶民の子どもたちはとても勉強熱心。寺子屋で男の子も女の子も、読み・書き・そろばん。もちろん義務教育ではありませんから、私学教育。寺子屋 ごとに特徴がある教育だったはずです。そんな子供の「学び」を浮世絵と残された道具で確かめましょう、というのが今回の「江戸子ども学びの風景展」。城西大学(坂戸キャンパス:埼玉県坂戸市けやき台1-1)水田美術館で、11月4日(土)まで開催しています。
今回展示の浮世絵作品の多くは公文教育研究会からお借りしたもの。熱心に教える先生や後ろで遊んじゃっている子ども、何度も書いて黒くなった紙まで、学びの様子が分かります。併せて道具類や往来物(教科書)も展示しており、入間郡北野村(現・所沢市北野)の寺子屋「北広堂」で使われていた往来物11点や、何度も何度も書いて真っ黒になった文字の練習帳の実物もあります。熱心に子供の教育に取り組んだ江戸時代の人たちの、子どもに託す熱い気持ちを感じてください。観覧料は一般300円(在学生・高校生以下無料)です。

・掲載作品は公文教育研究会所蔵

<講演会のご案内>
往来物研究家の小泉吉永先生の講演会を、10月28日(土)13:30~15:00(予定)で開催します。演題は「江戸の寺子屋―知育・徳育の諸相」です。事前にお申込みをお願いいたします。聴講は無料です。講演会当日は城西大学学園祭「高麗祭」(こまさい・10月30日まで)の初日です。 

・講演会のお申込みや詳しい内容はこちら

水田美術館公文教育研究会手習


この展示と並行して、「夢をかたちに、2020年の主役たち―2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催を記念して―」(12月9日まで)も開催中です。

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