2017.11.17
お知らせ 大学
城西大学の特色ある授業科目「地域と大学」に高麗神社宮司の高麗氏をお迎えしました

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「地域と大学」は、城西大学が国際化する社会と地域との連携を進める中で、経済・現代政策・経営・理・薬学部に共通で開講している授業科目です。「地域と大学」は国際理解と地域理解のために、地域文化への関心を深め、自らがどのように地域貢献に関わっていくことが出来るのかを考える力を身につけるために、近隣や関係する施設を見学、体験することが必須になっています。そこで責任者やスタッフの方々からのお話を聞きながら、文化施設の現場について具体的に学び、さらにそこからグループディスカッション、成果発表会(プレゼンテーション)等を重ねることで発信し共有するコミュニケーション・スキルを身につけることを目指しています。

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高麗神社第60代宮司の高麗氏

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イラストで分かりやすい広報を工夫

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11月17日(金)、日高市にある高麗神社の宮司の高麗氏を「地域と大学」の特別講師として城西大学へお迎えしました。高麗神社は、高句麗から渡来した人たちが朝廷の命でこの地に移住し、霊亀2年(716年)武蔵国に新設された高麗郡の首長として赴任した若光に由来しており、若光の子孫が代々宮司を務めています。現在の宮司さんはその60代目です。
高麗氏ご自身も、若いころに神主は社会に何を提供しているのかとの疑問を抱いていたこと、神社調査に関わったことで神社の歴史は地域の歴史であると認識したこと、先代が語った高麗郡建郡1300年は神社の祝祭でなく地域ひいては日本の歴史であるとの認識を広めるために15年を要したことなどを話され、民間・行政への働きかけ、その方法の模索、開催された祝祭のことまで幅広く語っていただきました。高麗氏は求められれば講演される活動を日常的に行っておいでで、講演テーマには「神社と国際交流」「神社と地域社会」なども掲げられています。

講演翌日の11月18日(土)には受講生から40名ほどが高麗神社を訪れ、現地の見学、体験をします。

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