城西大学薬学部医療栄養学科(管理栄養士養成課程)が取り組んできた「彩の国大学連携による住民の暮しを支える連携力の高い専門職育成」(通称:彩の国連携力育成プロジェクト)が、文部科学省による事後評価でS評価をいただきました
本取組は平成24年度に文部科学省の「大学間連携共同教育推進事業」の採択を受けて始まったもので、本取組の様々なプログラムに城西大学薬学部医療栄養学科(管理栄養士養成課程)の学生が参加してきました。
下記に、行われている取組をご紹介いたします。
「IPW(Interprofessional Work, 専門職連携実践)演習」は、事例を通し、当事者を尊重した課題解決を多職種混合チームで行う演習です。医療栄養学科の学生(3年生)は、がん終末期の症例(模擬症例)について、患者さんおよびその家族に対する支援計画を作成する課題に取り組みます。
〇IPW実習
「IPW実習」は、保健医療福祉の実践現場に多職種混合チームで赴き、援助を必要とする人々や専門職等へのインタビューを通して、地域でのより良い生活のための提案をする課題に取り組む実習です。医療栄養学科の学生(3年生)は、異なる専門職を目指している学生(医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、歯科衛生士、建築士など)と共に課題に取り組みます。
実習は埼玉県内の病院や高齢者施設などで3日間行われ、4日目の報告会ではグループごとに“援助の方向性”や“チーム活動”について発表します。
〇共同学習事業「リレー・フォー・ライフ※・ジャパン 2017 川越」
学生主体の共同学習事業として、「リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越2017」(平成29年9月16日、17日)に4大学合同チームが参加しました。医療栄養学科(管理栄養士養成課程)の学生もチームの一員として多数参加しました。
4大学合同チームで企画した「夜カフェ」では、医療栄養学科の学生が作成したオリジナルのジンジャークッキーを提供しました。また、今回は主催者側からの要望で「夜カフェ」に加えて「昼カフェ」も企画しました。サバイバーさん、ケアギバーさんに学生が加わり、みんなで語り合う姿が見られました。
企画から運営まで、夏休み返上で一生懸命取り組んだ学生たちは、多くのことを学んだことと思います。
※「リレーフォーライフ」は、がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指して行われるイベントで、チームの仲間とタスキをつなぎ、24時間夜通し歩くイベントです。
文部科学省による補助事業は平成28年度で終了していますが、今後も4大学と埼玉県で協働し、本取組で得た教育成果をさらに発展させ、実践社会に活かしていきます。
〇大学間連携共同教育推進事業事後評価結果(日本学術振興会ホームページ)
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