2018.05.07
医療栄養学科
【医療栄養学科】【PICK UP】授業紹介『基礎分析化学実験』

基礎分析化学実験をご紹介します

 城西大学薬学部医療栄養学科(管理栄養士養成課程)で行われている授業・実習についてご紹介します。今回は、入学後、初めての実験となる1年生の「基礎分析化学実験」です。

 この実験は、基本的な実験の知識と操作とを正しく、安全に行う技能を身につけることを目的としています。また、高校の時に化学を選択してこなかった学生や、初めて実験を行う学生もいるので、基礎からもう一度学ぶことができる内容となっています。実際の食品を対象として、「水分」や「灰分」を測定します。これによって食品の一般成分である5つのうち、2つを測定することができ、1年生前期から食品成分について講義と実験から学んでいきます。きちんと手順を踏んで、注意しながら操作すると、食品成分表の数値とほぼ同じ値が出ることに驚きます。
 また、酸味成分である食酢に含まれる酢酸と、ヨーグルトに含まれる乳酸の量を実験で明らかにします。さらにヨーグルトでは、これら「実験の結果」と、自分の感覚(味覚)をもちいた「官能検査」の結果を比べることもできます。実験結果と自分たちの味覚と、どちらが正しいかを答え合わせをすることは、この実験の盛り上がる内容であるとともに好評です。
 将来、食品・医薬品メーカーなどの就職を目指すきっかけになるとともに、病院・薬局に勤務する管理栄養士としても知っておくべき知識を学ぶ実験です。

基礎分析1

ヨーグルトの乳酸量の測定

基礎分析2

ヨーグルトの官能検査

前のページに戻る