2018.05.25
女性人材育成センター
お知らせ
城西大学・城西短期大学 OGインタビューVol.06
理学部数学科の卒業生へインタビューをさせていただきました!
女性人材育成センター主催、OGへのインタビューシリーズです。
第6回目は、理学部数学科卒業生の小林さんと奈良さんにインタビューしました。2人とも数学の教員を志望して城西大学に入学し、現在は埼玉県公立中学校で教壇に立っています。後輩にメッセージを伝えに大学に来てくれました。
第6回目は、理学部数学科卒業生の小林さんと奈良さんにインタビューしました。2人とも数学の教員を志望して城西大学に入学し、現在は埼玉県公立中学校で教壇に立っています。後輩にメッセージを伝えに大学に来てくれました。
~これまでの経験すべてが今、役に立っています~
~仲間がいたから、頑張れました~
Q.どのような学生生活を送りましたか?思い出は?
小林「私は中学時代にバレーボール部、高校時代にハンドボール部、大学時代は学生団体の数学会に所属していました。また、アルバイトは塾講師などをしていました。これらの経験がすべて役に立っています。」
奈良「大学4年の夏に教員採用試験に向けて、友人たちと猛烈に勉強したのがとても思い出に残っています。ゼミの先生にビデオを借りて、実際にビデオ撮影しながら面接対策などを行いました。仲間がいたから、頑張れました。」
Q.趣味や好きなこと・ものは何ですか?
小林「カメラが大好きです。仕事にも得意なことを生かして、普段から勤務先で学校生活の様子を撮り、写真や動画を編集して保護者会などで生徒たちの様子を紹介したりしています。」
Q.教員の仕事は何がありますか?
小林「まず、授業をするにあたり教材研究やプリント作成、成績管理などがあります。授業以外にも校務分掌や学級経営、学校行事運営、新しい学年が始まるときのクラス分け、授業がないときの見回りなどがあります。夏休みなどの長期休みは生徒が休みでも部活指導や研修などがあります。」
奈良「平均的な一日でみると、部活動の朝練習、職員朝の打ち合わせ、朝読書・朝の会、午前の授業(50分×4時間)があって、給食。午後は授業(50分×2時間)、清掃、部活動があります。部活動が終了すると生徒は下校しますが、教員はこの後も仕事があります。次の日の授業準備や学級通信の準備、計画表作成などの部活動の準備、学期末には評価評定を決める教科部会や3年生担当者は進路関係の準備、また3学期は次年度の学級編成など・・・たくさんあります。」
Q.仕事の中で力を入れていることはありますか?
小林「先程お話ししました学校生活のムービーの作成です。授業では知識構成型ジグソー法というのを取り入れています。知識構成型ジクソー法ははアクティブ・ラーニングの手法の一つで、より良い指導を目指して色々試みています。」
奈良「私は学級通信を毎日作るようにしています。学級通信は生徒の学校での状況を生徒や保護者に伝えることができるので良いものです。学級通信を通して生徒や保護者とコミュニケーションを深めることができます。教員になりたての頃は1週間に1回学級通信を出していました。他の先生に毎日作っていると言われ、負けないように作り出したのがきっかけです。ただ、毎日作るとネタがなくなってきますが、ネタを探すのも楽しみの一つです。」
~仲間がいたから、頑張れました~
Q.どのような学生生活を送りましたか?思い出は?
小林「私は中学時代にバレーボール部、高校時代にハンドボール部、大学時代は学生団体の数学会に所属していました。また、アルバイトは塾講師などをしていました。これらの経験がすべて役に立っています。」
奈良「大学4年の夏に教員採用試験に向けて、友人たちと猛烈に勉強したのがとても思い出に残っています。ゼミの先生にビデオを借りて、実際にビデオ撮影しながら面接対策などを行いました。仲間がいたから、頑張れました。」
Q.趣味や好きなこと・ものは何ですか?
小林「カメラが大好きです。仕事にも得意なことを生かして、普段から勤務先で学校生活の様子を撮り、写真や動画を編集して保護者会などで生徒たちの様子を紹介したりしています。」
Q.教員の仕事は何がありますか?
小林「まず、授業をするにあたり教材研究やプリント作成、成績管理などがあります。授業以外にも校務分掌や学級経営、学校行事運営、新しい学年が始まるときのクラス分け、授業がないときの見回りなどがあります。夏休みなどの長期休みは生徒が休みでも部活指導や研修などがあります。」
奈良「平均的な一日でみると、部活動の朝練習、職員朝の打ち合わせ、朝読書・朝の会、午前の授業(50分×4時間)があって、給食。午後は授業(50分×2時間)、清掃、部活動があります。部活動が終了すると生徒は下校しますが、教員はこの後も仕事があります。次の日の授業準備や学級通信の準備、計画表作成などの部活動の準備、学期末には評価評定を決める教科部会や3年生担当者は進路関係の準備、また3学期は次年度の学級編成など・・・たくさんあります。」
Q.仕事の中で力を入れていることはありますか?
小林「先程お話ししました学校生活のムービーの作成です。授業では知識構成型ジグソー法というのを取り入れています。知識構成型ジクソー法ははアクティブ・ラーニングの手法の一つで、より良い指導を目指して色々試みています。」
奈良「私は学級通信を毎日作るようにしています。学級通信は生徒の学校での状況を生徒や保護者に伝えることができるので良いものです。学級通信を通して生徒や保護者とコミュニケーションを深めることができます。教員になりたての頃は1週間に1回学級通信を出していました。他の先生に毎日作っていると言われ、負けないように作り出したのがきっかけです。ただ、毎日作るとネタがなくなってきますが、ネタを探すのも楽しみの一つです。」
~数学は見えないものを見抜く力を養う学問です~
~今、AIにできないことを身につける教育が必要とされています~
Q.学校教育で、なぜ「数学」を学ぶ必要があると思いますか?
奈良「私も随分考えました。現在、私が勤めている中学校の校長先生が数学の教員なので尋ねてみました。そしたら「数学は見えないものを見抜く力を養う学問」であると言っていました。その言葉に私も納得しました。その通りだと思います。中学生達にも伝えています。」
小林「数学の学習によって、AIにできないことを行う力を養うことができます。10年後に
は職業の47%が人間からロボットに変わり、現在の小学生が大学卒業時には65%の職業が無くなるといわれています。また、2040年にはAIが、人間の知能を超えるかもしれません。そのために、これからは「社会に必要な人を育てる」=「教育」という考え方が必要です。つまり、数学では計算はコンピューターがいくらでも計算してくれます。でも、式をどう立てるか、その計算結果をどう利用するかはコンピューターにはできません。だから、「知識・技能」だけでなく、「思考・判断・表現」、「主体性・多様性・協働性」が身につく教育が必要です。」
Q.仕事上の苦労や大変なことはありますか?
小林「私は正直なところ今はわからないです(笑)
卒業後1年目の部活指導では苦労をしました。バレーボール部の顧問を任されましたが、そこに言うことを聞かない生徒がいて、生徒指導がとても大変でした。生徒と正面から向き合い話し合いを繰り返し、少しずつ良い関係を築いていけたのが、良い思い出に残っています。」
奈良「行事前など仕事が多いときは大変です。放課後は、部活動があるので、生徒が帰るま
ではあまり仕事ができません。深夜までかかることもあります。でも、それだけやりがいがある仕事なので、朝早く出勤したり、帰るのが遅くなっても嫌とは思いません。」
小林さん、奈良さん、お忙しい中ありがとうございました。
~今、AIにできないことを身につける教育が必要とされています~
Q.学校教育で、なぜ「数学」を学ぶ必要があると思いますか?
奈良「私も随分考えました。現在、私が勤めている中学校の校長先生が数学の教員なので尋ねてみました。そしたら「数学は見えないものを見抜く力を養う学問」であると言っていました。その言葉に私も納得しました。その通りだと思います。中学生達にも伝えています。」
小林「数学の学習によって、AIにできないことを行う力を養うことができます。10年後に
は職業の47%が人間からロボットに変わり、現在の小学生が大学卒業時には65%の職業が無くなるといわれています。また、2040年にはAIが、人間の知能を超えるかもしれません。そのために、これからは「社会に必要な人を育てる」=「教育」という考え方が必要です。つまり、数学では計算はコンピューターがいくらでも計算してくれます。でも、式をどう立てるか、その計算結果をどう利用するかはコンピューターにはできません。だから、「知識・技能」だけでなく、「思考・判断・表現」、「主体性・多様性・協働性」が身につく教育が必要です。」
Q.仕事上の苦労や大変なことはありますか?
小林「私は正直なところ今はわからないです(笑)
卒業後1年目の部活指導では苦労をしました。バレーボール部の顧問を任されましたが、そこに言うことを聞かない生徒がいて、生徒指導がとても大変でした。生徒と正面から向き合い話し合いを繰り返し、少しずつ良い関係を築いていけたのが、良い思い出に残っています。」
奈良「行事前など仕事が多いときは大変です。放課後は、部活動があるので、生徒が帰るま
ではあまり仕事ができません。深夜までかかることもあります。でも、それだけやりがいがある仕事なので、朝早く出勤したり、帰るのが遅くなっても嫌とは思いません。」
小林さん、奈良さん、お忙しい中ありがとうございました。
(インタビュアー 桑山優希、中村俊子)
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