2018.06.25
城西短期大学 お知らせ
2018年度「城西短期大学女性学講座」が始まりました【城西短期大学 坂戸キャンパス】

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 2018年6月23日(土)から始まった「城西短期大学女性学講座」。今年度は、映画が分析の対象です。講座の紹介を引用しますと「映画がわたしたちに投げかけるジェンダー文化に基づくメッセージを読み解きたいと思います。また映画がジェンダー文化の維持や攪乱に及ぼす影響の分析を通じて、女性学やジェンダー研究の視座を紹介します」とのこと。第1回は「男の子が成長するための課題 ~映画『君の名は。』などに見る隠れたカリキュラム」と題して、城西大学語学教育センター准教授でこの講座のコーディネーターでもある大橋 稔先生が自ら講師として担当しました。
 講座は全5回、無料で申込みも不要です。ぜひお越しください。

<大橋先生から>
 『天空の城ラピュタ』のパズーは「父親を越える」こと、『Stand By Meドラえもん』の野比のび太は「困難に立ち向かう姿勢を示す」こと、『君の名は。』の立花瀧は「男女を越えて協力して目的を成し遂げる」ことで、それぞれの成長が示されています。しかし三人の成長の陰には、誰かを守るという名目の元、暴力の行使や法を破ることを正当化している共通点がありました。これは、男性性と暴力性とを結び付けてイメージするジェンダー文化の影響ではないかと思われます。
 物語を物語として楽しむこととは別に、男の子の成長とは男性ジェンダーを獲得することであり、ジェンダー文化を再生産する過程であるという、物語が伝える無意識のメッセージに意識的である必要があることに注意して欲しいと思います。
(広報課)
※講座のご案内はこちらでご覧になれます。

 

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