2018.07.27
薬学科
お知らせ
【城西大学薬学部薬学科】1年生の生物系の実習『薬学実習A』を紹介します その③ 生命と倫理
城西大学薬学部薬学科の1年生達が受講中の『薬学実習A(生物系)』を紹介します
城西大学薬学部薬学科の1年生の最初の実習は『薬学実習A』という科目になります。4月上旬から5月下旬までは化学系の基礎的な実習を行い、6月から7月上旬まで生物系の実習を行っています。
生物系の実習は、以下の3つの項目に分かれています。
①血液と植物組織・細胞の顕微鏡観察、人体標本演習
②動物(ラット)の解剖と人体模型演習
③生命と倫理のスモールグループディスカッションとプレゼンテーション
今回は、③生命と倫理のスモールグループディスカッションとプレゼンテーションについてご紹介します。
医療の担い手として豊かな人間性と生命の尊厳について深く考えるために、学生達は以下の8つのテーマについて4コマの時間を使い、グループ内で現状を調べ、問題点を抽出し、これら問題点を解決する方法について議論し、グループの代表者がプレゼンテーションを行いました。
①生殖補助医療に対する医療倫理をどのように考えるか。
②出生前診断に対する医療倫理をどのように考えるか。
③非発症保因者診断と発症前診断に対する医療倫理をどのように考えるか。
④再生医療をどのように扱うべきか。
⑤脳死者からの臓器移植と医療倫理をどのように考えるか。
⑥生命維持治療に対する生命倫理をどのように考えるか。
⑦終末期医療をどのように進めるべきか。
⑧動物実験の是非を生命倫理の観点からどのように考えるか。
プレゼンテーションはビデオにて記録し、WebClass(学内の教材用データベース)上で学生が何度でも視聴できるようにしました。学生は自分たち以外のテーマについても深く考えるきっかけとなったようです。
後日、学生達は薬学概論の授業で、城西大学薬学部の上田教授による『生命倫理学』の講義を受講し、『生命倫理の4原則』というのがあることを知り、この原則に基づく意志決定の重要性を学びました。
更に城西大学薬学部の医師教員である加園教授による『学生達のプレゼンテーションのフィードバック』と加園教授自身が患者さんやご家族と向き合ってきた『経験に基づく実践的な生命倫理』の講義を受講し、医療人としての人格の尊重の重要性を学びました。
学生たちは、本実習を通じて、「生命倫理や解剖を経験したことで医療人となるために考えなければならないことを触れる良い機会となった」「生物学の知識だけでなく、技能や倫理について考える良い機会だった」「交換した意見や議論した内容をしっかり考えて今後の実習や講義に取り組んでいきたい」等の感想を述べていました。
このように、1年生の『薬学実習A』の生物系実習では、生命体の成り立ちを個体、器官、細胞レベルで理解するために、生命体の扱いや観察に関する基本的技能を習得することが目的ですが、それだけでなく、医療の担い手として豊かな人間性と生命の尊厳について深く一緒に考える機会を提供しています。
関連記事
その① 血液と植物組織・細胞の観察、人体標本演習の記事は、こちらから
その② 動物(ラット)の解剖と人体模型演習の記事は、こちらから
生物系の実習は、以下の3つの項目に分かれています。
①血液と植物組織・細胞の顕微鏡観察、人体標本演習
②動物(ラット)の解剖と人体模型演習
③生命と倫理のスモールグループディスカッションとプレゼンテーション
今回は、③生命と倫理のスモールグループディスカッションとプレゼンテーションについてご紹介します。
医療の担い手として豊かな人間性と生命の尊厳について深く考えるために、学生達は以下の8つのテーマについて4コマの時間を使い、グループ内で現状を調べ、問題点を抽出し、これら問題点を解決する方法について議論し、グループの代表者がプレゼンテーションを行いました。
①生殖補助医療に対する医療倫理をどのように考えるか。
②出生前診断に対する医療倫理をどのように考えるか。
③非発症保因者診断と発症前診断に対する医療倫理をどのように考えるか。
④再生医療をどのように扱うべきか。
⑤脳死者からの臓器移植と医療倫理をどのように考えるか。
⑥生命維持治療に対する生命倫理をどのように考えるか。
⑦終末期医療をどのように進めるべきか。
⑧動物実験の是非を生命倫理の観点からどのように考えるか。
プレゼンテーションはビデオにて記録し、WebClass(学内の教材用データベース)上で学生が何度でも視聴できるようにしました。学生は自分たち以外のテーマについても深く考えるきっかけとなったようです。
後日、学生達は薬学概論の授業で、城西大学薬学部の上田教授による『生命倫理学』の講義を受講し、『生命倫理の4原則』というのがあることを知り、この原則に基づく意志決定の重要性を学びました。
更に城西大学薬学部の医師教員である加園教授による『学生達のプレゼンテーションのフィードバック』と加園教授自身が患者さんやご家族と向き合ってきた『経験に基づく実践的な生命倫理』の講義を受講し、医療人としての人格の尊重の重要性を学びました。
学生たちは、本実習を通じて、「生命倫理や解剖を経験したことで医療人となるために考えなければならないことを触れる良い機会となった」「生物学の知識だけでなく、技能や倫理について考える良い機会だった」「交換した意見や議論した内容をしっかり考えて今後の実習や講義に取り組んでいきたい」等の感想を述べていました。
このように、1年生の『薬学実習A』の生物系実習では、生命体の成り立ちを個体、器官、細胞レベルで理解するために、生命体の扱いや観察に関する基本的技能を習得することが目的ですが、それだけでなく、医療の担い手として豊かな人間性と生命の尊厳について深く一緒に考える機会を提供しています。
関連記事
その① 血液と植物組織・細胞の観察、人体標本演習の記事は、こちらから
その② 動物(ラット)の解剖と人体模型演習の記事は、こちらから
質問に応えています。
プレゼンテーション(口頭発表)の様子
質疑応答の様子
上田教授による生命倫理学の講義
聴講する学生
医師教員である加園教授の講義
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