2018.08.02
医療栄養学科薬学科 お知らせ(学科内)
【薬学科】【医療栄養学科】【取組】【薬剤師の仕事】【管理栄養士の仕事】 彩の国連携力育成プロジェクト『緩和ケアIPW(多職種連携)研修会』が開催されました

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参加した城西大学の教職員

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模擬患者さんへのインタビューの様子 
 城西大学薬学部(薬学科(薬剤師養成課程)、薬科学科、医療栄養学科(管理栄養士養成課程))は、埼玉県立大学、埼玉医科大学、日本工業大学及び埼玉県とともに、地域住民の“生活の質”“ケアの質”“医療の質”を高めるために必須とされる『多職種連携』の実践力を育成するための事業(通称:彩の国連携力育成プロジェクト)に取り組んでいます。
 この事業の一環として、平成30年7月29日(日)、緩和ケアをテーマとしたIPW(Inter-Professional Work:多職種連携)研修会が地域医療教育センター(さいたま市、埼玉県立小児医療センター8階)にて開催されました。
 本学薬学科からは細谷治准教授(全体進行役)、上田秀雄教授(ファシリテータ)、医療栄養学科からは堀 由美子准教授(ファシリテータ)、水野文夫准教授(オブザーバー)、古屋牧子助教(ファシリテータ)が出席しました。また、城西大学で養成している4名の模擬患者さんにもご協力いただきました。
 医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、社会福祉士など多様な職種でひとつのチームとなり、模擬患者さんを対象とした「利用者・地域の問題解決プロセス」の多職種連携演習を行いました。この演習を通して、緩和ケアにおける「チーム形成」及び「組織や機関間・地域連携」のプロセスに意図的に目を向け、よい良い緩和ケアIPWの方法やあり方について考えました。
 グループワークでは、初めて会った多職種の方々が専門性を出しつつとても楽しそうにディスカッションする様子が見られました。また模擬患者さんへのインタビューでは、本物の患者さんとしか思えなかったので急に普段の仕事モードになった、普段ベットサイドに行くことがないのでどう接すればよいかわからず緊張してしまった、などの声が挙がっていました。
参加者の方からは、「一人の患者さんについてこのように多職種で直接話し合うことができれば、もっと患者さんに寄り添った医療ができると思う。」、「実際の現場では多職種がフラットな関係で話しあえる状況は少なく、治療方針が決まった上での課題について話し合っているように感じた。このようなフラットな関係を築くことが今後の課題だと思う。」などの意見がありました。
 今回初めての試みですが、今後もこの取り組みを継続し、さらに発展させていきたいと考えています。

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最初の説明の様子    

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ディスカッションの様子

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発表の様子

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ご協力いただいた模擬患者さん
※彩の国連携力育成プロジェクトの経緯 
当初、この取組は、埼玉県立大学、埼玉医科大学、城西大学、日本工業大学の4大学及び埼玉県が、保健医療分野、社会福祉分野、建築分野といった異なる分野を専攻する学生が共に学び合い連携することによって、新たな課題を発見・解決できる人材の育成を目的としたものでした。
平成24年度に文部科学省補助事業「大学間連携共同教育推進事業」に採択され、以降5年間取り組んできました。
補助期間終了後に日本学術振興会が実施した事後評価においては、最高評価である「S評価(計画を超えた取組が行われ、優れた成果が得られていることから、本事業の目的を十分に達成できた)」を得ることができました。

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