2018.09.16
医療栄養学科 お知らせ
【医療栄養学科】【取組】【高麗川かわガール】プラスチックゴミと食品包装

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「高麗川かわガール」は、城西大学薬学部医療栄養学科(管理栄養士養成課程)の学生が中心となって、「河川の美化活動」と「動植物の記録観察」を行なっているボランティア団体です。
 「食のプロ」である管理栄養士を目指す学生が「自然環境」に注視しなければいけない理由があります。私たち人間も自然環境を構成する生き物であり、食物連鎖の一員であることを思い出せばすぐに理解できます。
 水はすべての生物に欠かせないものです。城西大学の目の前に流れる高麗川の下流の荒川は埼玉県民や東京都民の水道水源になっています。また、現在、「海洋ゴミとマイクロプラスチック」が問題なっていますが、魚介類が体内に取り込んだ、マイクロプラスチックは最終的に私たちが口にする可能性があります。この海洋ゴミの大半は河川を経由していると考えられています。河川に流れ込むプラスチックゴミには、下水道を経由した歯磨き粉や洗顔料に含まれる研磨剤であるマイクロビーズが下水処理場で溢れ出す場合と、地上に置き忘れられた食品包装などが、風や雨で河川に流れ込む場合が考えられます。いずれの場合も、故意に河川や海洋にゴミを投棄している意識はないものの、日常の生活の中で出てくるプラスチックが原因なっています。
 高麗川かわガールが定期的に高麗川の美化活動を行うと、台風の後に、発泡スチロール、ペットボトル、コンビニ•スーパーの買い物袋を多数回収することがあります。風雨で地上から河川に流れ込んだ証拠です。拾わなければ、このうちの何割かは太平洋ゴミベルトにたどり着くでしょう。
 このような環境への思いを認識し、広げるために、高麗川かわガールは活動しています。日頃の活動はFacebookで紹介しています。ご声援お願いします。次回は、「動植物の記録観察」をご紹介いたします。

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高麗川かわガール 元代表
城西大学大学院薬学研究科薬科学専攻博士後期課程1年
野村佳歩(管理栄養士)
 

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