城西大学薬学部医療栄養学科（管理栄養士養成課程）では、地域の課題解決に向けて、行政や地域と連携しながら学生が主体的に取り組んでいます。埼玉県ときがわ町の住民を対象として健康増進・健康寿命の延伸を目的に実施した「ときがわ　食と栄養プロジェクト（Tokigawa-Study）」についてときがわ町の広報誌に紹介されました。

　「ときがわ　食と栄養プロジェクト（Tokigawa-Study）」では、埼玉県ときがわ町保健センターと協力して、埼玉県ときがわ町にお住いの健康診断を受診されている方々を対象とした食習慣と生活習慣に関するアンケート調査を実施しました。また健康診断の会場では、「減塩」と「野菜をたくさん摂ろう」をテーマにした食事の際のちょっとしたコツをお伝えする健康食育教室を実施しました。これら企画段階からときがわ町保健センターの保健師の方々と城西大学大学院薬学研究科医療栄養学専攻の大学院生（管理栄養士）が話し合い、アンケートの準備と健康教室で使用する媒体の作成を行い、当日の健康食育教室も大学院生がプレゼンターを務めました。

　また、アンケート調査の報告会としての栄養講座を２０１８年８月２２日に実施し、64名の対象者の方にご参加いただきました。今回の食生活調査からわかったときがわ町の健康や栄養の課題についてご報告させていただきました。
報告会のあとは個別相談の時間を設けて、参加者の方それぞれの食にまつわる相談を管理栄養士である城西大学大学院薬学研究科医療栄養学専攻の大学院生や教員が受け付けました。

　「ときがわ　食と栄養プロジェクト（Tokigawa-Study）」の実施は、地域住民の方の食事や生活習慣についての理解を深めるための食育の機会となり、健康増進・介護予防のためのサポートの充実につながると考えています。
　
これからの活動にご期待ください。