2018.12.06
経営学部 お知らせ(学部内)
坂戸・夏よさこい「経済波及効果1億円突破報告会」開催される

夏よさこい経済効果1

 12月2日(日)に坂戸市の緑町集会所で、坂戸・夏よさこい「経済波及効果1億円突破報告会」が開催されました。坂戸一丁目地区の住民が約90名参加しました。当日は、城西大学経営学部生4年生の鈴木美緒さんと3年生の橋本裕弥さんが報告を行いました。
 今年の坂戸・夏よさこいは、経済波及効果1億円突破を目指して、8月18日(土)、19日(日)に開催されました。2日間でのべ約3万5千人の来場者を迎え、大成功のうちに閉幕しました。
 そのイベント期間中、城西大学経営学部の講義「まちづくり」を履修する学生と「蛭川簿記塾」に所属する学生のべ350人がアンケート調査を実施しました。調査では、参加団体や来場者に、住所、年齢、来場の交通手段、会場周辺での飲食の有無、同出費額、意見・要望などを尋ねました。そして、蛭川簿記塾の学生が、埼玉県総務部統計課の作成する経済波及分析ツールを活用して、経済波及効果を算出し、さらにその結果を分析しました。
 その分析結果について、城西大学経営学部の鈴木さんと橋本さんが詳細な報告を行ないました。経済波及効果が1億3千万円を超えたと報告されると、参加者からは驚きの声が上がりました。最後に、来年以降、坂戸・夏よさこいの経済波及効果を上げていくための提言がされると、参加者は真剣に耳を傾け、うなずく姿も多く見られました。

[木下たかし県議会議員からのコメント]
 埼玉県及び坂戸市の協力を得て、学生達が県の経済波及効果分析ツールを使って分析した結果、目標を大きく超えて、約1億3千5百万円の結果を得た。
 この結果をまちづくりに活かそうと、アンケートの意見・要望から、目標を超えた要因や次回開催目標2億円(仮)を目指すためのヒントを整理し、各種改善点のほか、見学者が踊りに参加出来るイベントの企画、参加団体の衣装の試着コーナーの新設など、参加型企画の要望を取りまとめて報告した。
 報告会に参加した商店街の方からは、「これ良いね」「これ出来るんじゃない」などの声があがっていた。

[埼玉県総務部統計課経済分析担当 倉林正明氏からのコメント]
 経済波及効果の計算は、データを分析ツールに入力するだけで、波及効果を簡単に計算できますが、そのデータを作成するまでの過程が、大変です。
 私も多くの経済波及効果の分析を行いしましたが、アンケート調査の設計から始まって、実際の調査、そして集計と、頭や体力を使う作業が行われたと推測します。
 また、アンケート調査の細かい分析までされていて、大変よくまとまっていると思いました。

記事作成:城西健康市民大学 井上 宗悟 氏
記事編集:城西大学 田部渓哉

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