現代政策学部の真殿ゼミで「おれんじカフェ」の第2回報告会が2019年1月22日（火）水田三喜男記念館講堂で開催されました。
　始めに、「おれんじカフェ」に参加されていた方からいただいた、心あたたまる手紙をゼミ生が朗読しました。
　今回の発表は、学生がゼミ活動で始めた「おれんじカフェ」で“何を目指したのか”“何を得たのか”“見つけた課題”を3班に分かれて発表しました。
　ゼミ生は、「おれんじカフェ」で“目指すもの”は、地域交流の促進や、地域の方々の集いの場の提供などと述べました。
　“得たもの”としては、参加者の方々と交流する上での新たな知識や関心、会話の難しさ、学生の視点では気づかなかった社会問題や社会情勢について考えるきっかけとなったなどが挙げられました。
　“見つけた課題”としては、「おれんじカフェ」の存在を知ってもらうためにはどうしたらよいかといった広報活動の弱さ、参加者と学生間のマンネリをどう解消したらよいか、参加者同士の交流を広げたいことなどを発表しました。
　「おれんじカフェ」を通して1年間のゼミ生の学びを振り返る、貴重な報告会となりました。

＜おれんじカフェとは＞
「おれんじカフェ」の開催は、ゼミのメンバーが地域の幅広い世代の方々と交流を図りながら、地域への理解を深め、地域での福祉の実現について深く考えることをねらいにしています。開催に先立ち、ゼミでは坂戸市のシャローム地域包括支援センターや市の高齢者福祉課の方々と勉強会を開くなどして、高齢者福祉をはじめ認知症や「おれんじカフェ」について学びを深めてきました。また、真殿ゼミ生募集時の面接で学生から「地域の皆さまとの交流を持ちたい」という意見が多数寄せられたことから、ゼミメンバーと相談を繰り返し実現に至りました。

第1回報告会の様子はこちらからご覧になれます。
※本プロジェクトは、2017-2018年度城西大学学長所管研究奨励金よりご支援をいただいています。