2019.02.22
薬学科
お知らせ
薬学部薬学科4年生「コミュニケーション体験演習」の報告会が行われました!
「コミュニケーション体験演習」は、2018年度から薬学部薬学科4年生に新しく必修科目になりました。各プロジェクトを企画・実践・ふりかえることで専門知識や技能ではない統合的能力を養うことを目的としています。
今年は下記6つのプロジェクトに分かれて活動しました。
「オープンキャンパス」
「リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越」
「つるがしマルシェ(経済学部勝浦ゼミと協働)」
「城西健康市民大学」
「薬物乱用防止キャンペーン」
「多職種連携教育」
各活動の内容や情報を共有するために、各チームによる報告会が2月16日に実施されました。各活動ごとに学生たち自らがプロジェクトを企画・実践・ふりかえりを行いました。
今年は下記6つのプロジェクトに分かれて活動しました。
「オープンキャンパス」
「リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越」
「つるがしマルシェ(経済学部勝浦ゼミと協働)」
「城西健康市民大学」
「薬物乱用防止キャンペーン」
「多職種連携教育」
各活動の内容や情報を共有するために、各チームによる報告会が2月16日に実施されました。各活動ごとに学生たち自らがプロジェクトを企画・実践・ふりかえりを行いました。
- 「オープンキャンパス」では、来場者に向けた学科説明はどのようにしたら分かりやすく、飽きさせない説明になるのか試行錯誤しました。また、たくさんの方と接することで状況に応じた対応や相手の立場になって考えることができました。
- 「リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越」では、実際にがんと闘っているサバイバーの人と接することにより、我々薬学生が将来医療人になる者として、一つひとつの言葉・行動に責任を持って人と接したいなど、医療に対する考えにも変化が生まれる機会となりました。学生たちが逆にサバイバーの方のポジティブさに元気づけられました。
- また、多国籍の人たちとの共生のきっかけ作りを目的とした「つるがしマルシェ(経済学部勝浦ゼミと協働)」では、他学部の学生との協働活動のみならず、地域の方々に合わせた工夫を取り入れたコミュニケーションを取ることが重要性を理解することができました。薬学科生として薬剤師に求められているコミュニケーション能力を考えるよい機会となりました。
- 健康づくりに興味のある地域住民を対象とした「城西健康市民大学」では、スライドを用い、学生が健康に関する講義を行いました。その中で、スクリーンや原稿を見たまま話をしてしまったり、受講生の質問に返答できなかったりしてしまい、地域住民の多々方からの指摘に気づかされるところが多かったと感じました。今日の報告会では発表者が学生のリアクションを見ながらプレゼンテーションを行い、すでに活動で培った反省がすでに活かされていました。
- 「薬物乱用防止キャンペーン」では、道行く人にどのようにしたら興味を持ってもらえるかを考え、先生をもまきこんだ体験型寸劇を企画運営しました。また、駅頭での薬物乱用防止キャンペーンでは、市民の方が目につきやすいデザインのティッシュペーパーを配り薬物乱用防止や医薬品の適正使用を呼びかけました。埼玉県薬剤師会の先生方との協働活動に緊張もしました。また実施本番を意識して準備する大切さ、臨機応変の重要さを実感する機会となりました。
- 2、3年生の学びをサポートした「多職種連携教育」では、ファシリテーターを経験する機会となりました。後輩の2,3年生に対しして、ディスカッションのどのタイミングで、どのような言葉でアドバイスをするのかの見極めの難しさを感じました。そのため相手の立場だったらどう思うか、それが次年度薬局・病院実習であったらを考えたうえでの言葉遣い、そしてコミュニケーションにおけるタイミングの重要性を実感する機会となりました。
この科目は今年度が初めての試みということもあり、学生たちは苦悩しながらもチーム内のメンバーと議論や練習を重ねました。4月の科目履修時点では、主体的に活動する、協働するなど、難しい科目でどうなるだろうと思っていました。しかし、学生間で色々な活動を通じて、会話だけでなく相手の気持ちに共感しながら、一歩一歩、小さなチーム形成かもしれませんが、個々の学生にとっても何らかの気づきを得る機会になったと思います。このような体験を通じて、座学では得られないような課題解決のための能力を培うことができたように感じます。薬学科4年生の皆さん、お疲れさまでした!
(薬学科4年 小島)
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