2019.03.19
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ローズガーデンにある鉄道の痕跡【城西大学 坂戸キャンパス】

20190319ローズガーデン鉄道遺産

20190319ローズガーデン鉄道遺産

 ローズガーデンに咲くバラの花を心待ちにされる方は、たくさんいらっしゃると思います。ローズガーデンにはもう一つ、見てほしいものがあります。
 ローズガーデンを囲むフェンスのところに、味わいのある太い木が使われています。この木は古い鉄道の枕木だったのでしょう。今は、鉄のレールを支える枕木の圧倒的大部分はコンクリート製ですが、以前は本物の太い木材が敷いてありました。その廃材が使われているらしいのです。
 その証拠が、「鉄道機器株式会社」という社名のプレートが残っていることです。この会社は鉄道レールの「ポイント」と呼ばれる分岐線の周辺機器を担当している会社です。きっとこの枕木の近くに大切な機器が設置してあって、鉄道輸送の安全のために働いていたのでしょう。廃材とはいえ、立派な木です。朽ちるまで使えるものは使おう、という日本の「もったいない」文化のように思えます。
 季節が進み、バラが花を咲かせるとき、この太い木も見てあげてください。プレートを付けた木は写真の○印のところに1本、別のところにもう1本あります。
(広報課)

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