2019.03.28
お知らせ 大学
「米国大学のスポーツ事情とコンプライアンス」城西大学OB 河田剛氏の講演会が開催されました【城西大学 坂戸キャンパス】

20190328河田氏講演

20190328河田氏講演

20190328河田氏講演

 2019年3月28日(木)城西大学出身、河田剛氏による「米国大学のスポーツ事情とコンプライアンス」の講演会が開催されました。
 講演は、まずアメリカの大学でのスポーツビジネスの大きさから始まりました。2ケタ・3ケタの億単位の話からビジネスの大きさを説明、それを維持するための仕組みとして「学生であるうえでのスポーツ」という位置づけの明確さ、それを守る組織的な厳格さ、第一に守るべきはその人の人生でありスポーツはその範囲内で行われねばならないことへとお話を展開されました。日米のスポーツ環境の違いのなかでは、アメリカでは一人が体験するスポーツの種目が多く最適なものを選べることが大きな差であろうと指摘されました。最後に将来にスポーツの指導者を目指す学生のためにと話を加えられ、人がスポーツに関われる時間は短く、その人の人生こそ第一であることを意識してほしいと、まとめられました。
 河田氏は、1991年に城西大学でアメリカンフットボールを始め、1995年リクルートシーガルズで活躍。選手として4回、コーチとして1回、日本一を達成しました。1999年の第1回アメリカンフットボール・ワールドカップ優勝メンバーとなり、引退後はオービックシーガルズ(旧リクルートシーガルズ)でコーチに就任しました。その後2007年に渡米し、スタンフォード大学アメリカンフットボール部でボランティアコーチに就任。2011年より正式採用となり、スタンフォード大学アメリカンフットボール部オフェンシブ・アシスタントに就任しました。現在、オービックシーガルズのアドバイザーを務め、2018年4月、日本のスポーツ界に警鐘を鳴らす『不合理だらけの日本スポーツ界』(ディスカバー携書)を刊行しました。

こちらの関連情報もご覧ください

20190328河田氏講演

20190328河田氏講演

20190328河田氏講演

前のページに戻る