2019.06.29
お知らせ健康市民大学 大学イベントレポート
城西健康市民大学「元気になるトレーニング方法」「生物の生き様を知る~DNA解析を利用して~」レポート【城西大学 地域連携】
   2019年6月29日(土)は、梅雨らしい小雨。今回の城西健康市民大学は、午前に「元気になるトレーニング方法」、午後は「生物の生き様を知る~DNA解析を利用して~」の講義でした。

20190629城西健康市民大学

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 経営学部准教授の平塚潤先生にお願いした午前中の「元気になるトレーニング方法」は、総合体育館内で行いました。講義室に集合して、最初は日本陸上競技選手権大会の話題から、体を動かすことの大切さをお話ししてアリーナへ。気温は高くないものの、運動を動かすとすぐに汗が出る感じです。“右足をこう、左はこっち。上半身はこっちです。左右で違っている人は、これを続けると右も左もできるようになります。” “毎日続けると全然、違ってきます。皆さん、ちゃんと続けていますから柔らかいですね??(エ~~…)”などと笑いを誘いながら、体を柔らかく、そして筋肉を衰えさせないための運動を何通りがやってみます。ときには受講生のところで先生自らが見本を示して教えていただきました。少し動くだけで汗が流れる日なので、ちょっと早めにオシマイにしました。

20190629城西健康市民大学

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 午後は、理学部化学科准教授の石黒直哉先生の「生物の生き様を知る~DNA解析を利用して~」の講義です。例年、石黒先生の研究室では化学科学生の卒業研究発表で高麗川の生物についての発表があることや、TV番組の「池の水ぜんぶ抜く…」に参加していたことが、今回の講義をお願いしたきっかけです。今日は一般的な話題から「魚類の不思議な生き様(生体)」の“それには理由がある”というお話。「性と生殖」では、種の存続の視点からみた性転換する魚。「通し回遊」では栄養分の豊かさからみた海と川の優位さと回遊の考え方。「変態」では写真を示しながら、形態では分からない一致や相違がDNA解析で分かってきたというお話。埼玉県の河川に棲むヌマエビ科淡水エビを例に、在来種と外来種の生息域を調べたこともお話ししていただきました。そして最後の「環境DNA」では、例えば川の水をすくってきてそこにあるDNAを分析することで、特定の生き物がいるか・いないかが分かるようになる、という凄いお話。実際に、在来種と外来種の淡水エビの有無が判別できたのだそうです。受講生からの大きな拍手で、講義は終了しました。

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(広報課)

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