2019.07.13
薬学科 お知らせ(学科内)
【薬学科(6年制)】7月6日 (土)に東大宮コミュニティセンターにて、埼玉医療薬学懇話会第39回学術研究講演会が開催されました

城西大学薬学部薬学科生理学研究室の加園 恵三 教授および薬剤作用解析学研究室の根岸 彰生助手が口頭発表しました

 本会は、1994年に、城西大学薬学部と埼玉県内の病院薬剤部とで、県内の医療薬学の裾野を広げ、研究の質の向上を目的として設立されました。 今回の構成は「特別講演」と埼玉県内の薬局、病院および大学から、現場で起きた事象に関する「研究発表」でした。

■特別講演
 篠木 真帆先生(東京都薬剤師会および公益財団法人 日本水泳連盟 アンチ・ドーピング委員会委員)をお招きして、「スポーツ競技者のドーピング防止に向けた薬剤師の取組み」といった演題名で講演を賜りました。講演では、臨床で薬剤師が遭遇する可能性がある事例を具体的に示していただきました。
 
 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を控え非常にタイムリーなテーマであるため薬剤師の関心が高く、他県からも足を運ばれた先生もいらっしゃいました。大学、病院、保険薬局といった多方面の各先生方に参加いただき、また、演者への質問も多数あり非常に風通しの良い特別講演でした。

■研究発表
 9演題の発表があり、活発にディスカッションされました。そのうち「リハビリテーション科へ入院になった患者の自宅での服用状況の推測とアドヒアランス低下の原因についての検討」を発表された埼玉医科大学病院薬剤部の林田沙綾先生が最優秀発表賞を受賞されました。
 
 城西大学薬学部薬学科からは、2演題が発表されました。

写真左は、『処方箋以外の情報が加わることによる生活習慣改善および処方提案への影響と医師による採択についての検討 ~薬学生の立場からの試み~』という演題で口頭発表した生理学研究室 加園 恵三 教授

写真右は、『副作用報告データベース(JADER)を利用した薬物相互作用検出の試みと基礎研究による検証』という演題で口頭発表した薬剤作用解析学研究室 根岸 彰生 助手です。

2019-07-11 12.33.17

薬学科の各研究室はこちらからご覧になれます。

 運営側としては、各施設の先生方が日々の業務課題や今後の展望についてフランクに話を出来る環境を提供できたものと考えております。次回40回学術研究講演会についても、より多くの薬剤師の先生方に参加して頂き、埼玉県内の薬剤師交流に貢献できればと考えております。

 また、10月に開催予定の城西大学薬学部主催の生涯教育講座でも、アンチ・ドーピングおよびスポーツ栄養に関する講演会を予定しております。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をきっかけとして、我々薬剤師のみならず薬学に関わる専門職種がどのようにアンチ・ドーピング、スポーツ競技者およびスポーツ栄養に介入するべきかを考えるきっかけとなるのではないでしょうか。


令和元年度 城西大学薬学部生涯教育講座のお知らせ(https://www.josai.ac.jp/news/20190621-06.html)
テーマ :「スポーツ科学を考える-アンチ・ドーピング、サプリメント、スポーツ栄養の話題(仮)」
開催日 :令和元年10月12日(土)
場所  :ウェスタ川越
開催時間:14時~18時

 

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