『地域発展の観光戦略』（安田信之助編著、創成社、2019年）が出版されます。
　この本は、「観光産業は今や…世界の第3の基幹産業」であり「日本政府は2012年3月に「観光立国推進基本計画」を策定して以来、…幾多の観光政策に取り組んできた。」「現在のところ、訪日外国人は…いわゆるゴールデンルートが中心となっている。これをいかにして北海道から沖縄まで日本全国に分散させるかが大きな課題となっている」（「はしがき」から）という問題意識で書かれ、まとめられています。12の自治体やテーマが取り上げられています。
　章別の著者には、城西大学からは経済学部教授を務められた安田信之助先生が第1章に世界と日本の観光産業の現状を、第2章で沖縄県の観光戦略を取り上げています。庭田文近現代政策学部准教授は第8章で埼玉県の観光戦略を述べています。姉妹校の城西国際大学からは岩本英和観光学部助教が第9章で千葉県と第11章では青森県を取り上げ、内田達也観光学部准教授は第13章で北海道を取り上げています。