2020.01.16
薬学部薬学科薬科学科医療栄養学科 お知らせお知らせ(学科内)お知らせ(学科内)お知らせ(学科内)
4大学(城西大学、埼玉県立大学、埼玉医科大学、日本工業大学)合同の多職種連携実践(IPW)演習・緩和医療学を実施しました!
 城西大学薬学部、埼玉県立大学保健医療学部、埼玉医科大学医学部、日本工業大学建築学部は、“彩の国連携力育成プロジェクト(SAIPE)”を組織し、地域住民の豊かな暮らしを支えるための専門職育成を目指した教育を行っています。その取り組みの一つとして、1月10日(金)、城西大学において、多職種連携実践(IPW)演習を実施しました。

 城西大学薬学部としては、「緩和医療学」という薬学科、薬科学科、医療栄養学科の3学科共通の選択科目として開講している科目の一部として実施していますが、この日は埼玉県立大学理学療法学科(24名)、埼玉医科大学医学科(28名)、城西大学薬学部(薬学科21名、薬科学科3名、医療栄養学科8名)の総勢84名の学生が集まり、緩和医療を受ける状態にある模擬患者さんに対する支援計画をチームに分かれて検討しました。

 演習では、初めて会う他大学の学生たちと協働して模擬患者さんに対する支援計画を立てていきます。初対面のチームメンバーで最初は不安そうでしたが、30分も経つとすっかり打ち解け、模擬患者さんの病歴や治療情報、さらにはインタビューを通じて得た患者さんの生活状況や思いなどをもとに、患者さんに寄り添いながら支援する方策について活発に話し合っていました。各チームには、各大学からの教員がチーム活動をサポートするファシリテーターとして加わっていますが、チームそれぞれのカラーを出しながら、2時間という短い時間でありながらも、楽しみながら、有意義なチーム活動ができた様子が窺えました。学生たちからは「えっ、患者さんたちは本当の患者さんじゃないんですか!?」といった声も聞こえ、模擬患者さんたちの迫真の演技がチーム活動に臨場感を与えているようでした。

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チーム活動前の全体説明

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まずは打ち解けましょう!

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徐々に打ち解けてきたかな?

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チーム活動するにあたりルールを決めます

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模擬患者さんへのインタビュー

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支援計画を立てるために問題点や課題を挙げていきます

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発表用のプロダクト作成中

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発表用のプロダクト作成中

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発表会の様子
 今回の演習を通して、学んでいる大学や専攻が違っていたとしても、 “患者さんの思いに寄り添う”というようにチームの根幹が定まっていれば、チームメンバーがお互いを尊重し多角的に意見を出し合うことができるということを感じ取ることができたのではないかと思います。この演習を通じての学生たちの表情が物語っていました。

 城西大学薬学部は、地域で活躍する医療人を育てるために、今後も様々な活動を行っていきます。

 今回の演習を実施するにあたり、ご協力いただいた模擬患者の皆様、各大学関係者の皆様に感謝申し上げます。
 

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