2020.02.03
研究科医療栄養学科お知らせ 薬学研究科(研究科内)お知らせ(学科内)大学
お料理レシピを「北坂戸にぎわいサロン通信」に掲載している大学院生の小田桐さんにインタビューしました【城西大学大学院 医療栄養学専攻】

20200203にぎわいサロンお料理レシピ

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 東武東上線「北坂戸」駅前にある「北坂戸にぎわいサロン 城西大学」の情報誌「北坂戸にぎわいサロン通信」には、毎回、お料理レシピが載っています。このお料理連載をしている城西大学大学院医療栄養学専攻2年生の小田桐さんにインタビューしました。小田桐さんは、もちろん管理栄養士です。

●こんにちは!広報課です。「北坂戸にぎわいサロン通信」にお料理レシピを連載されていますね。連載のきっかけは何だったのですか?
○食品機能学研究室で実施していた、高麗川流域の食材を使って人も地域も元気になるメニュー提案を目指す「こま川めしプロジェクト」の一環として、「北坂戸にぎわいサロン」を活用して、地域住民の方の食育の機会にしようと先輩の大学院生たちが中心となってレシピを考えようと始めたのが、レシピ連載のきっかけです。

●掲載のために考え続けるって、試作もあるので、結構大変でしょ? 簡単とか、安くできるとか、だれに向いているとか、考えること多いですよネ。
○そうですね、「北坂戸にぎわいサロン通信」ではコンセプトを高齢者世帯向け、地域の特産品の食材、よく知られていない栄養素の解説などを踏まえて様々なレシピを考えています。もちろん簡単、安い、手に入りやすいという点もしっかり考慮しています。

●反応っていうか、“作ってみました”とかの声って、届いたことがありますか。
○実際に「北坂戸にぎわいサロン」に行ってみて、自分たちが作成したメニューが置いてあるのを見ました。当日ににぎわいサロンを利用されていた方から、定期的にメニューを見ていく方がいらっしゃるというのを聞かせてもらいました。自分たちが作ったレシピが地域の方達の手に届いていることが実感できて嬉しかったです。

●ところで、他のメニューでもいいんですけど、例えば「クックパッド」とかで小田桐さんのお料理レシピ紹介があったりするんですか?
○あります!
 実は空き時間にちょくちょく料理して掲載しています。「北坂戸にぎわいサロン通信」で紹介したレシピも掲載していますよ。中には恥ずかしくて見せられないものもありますが「挑戦した」という結果と初心を忘れないためにあえて消していません(笑)

●大学院の修士課程ももうすぐ修了ですけど、4月からの連載って、どうなるんですか?ヒミツでなければ教えてください。
○ズバリ続きます!
 4月からは今季の「北坂戸にぎわいサロン通信」のレシピを担当している野村先輩に加え新たに我が研究室の大学院生として配属される後輩たちが担当します。今後も面白いレシピが紹介されると思うのでご期待ください!

●大学院生だから研究をされていたかと思うんです。超々カンタンに説明してもらえますか?
○私たちの研究室ではコラーゲンについて年々研究しています。コラーゲンは美容に良い成分として知られていますよね。最近では骨の細胞に働きかけて骨が弱くなるのを防いだり、脂肪の増加を抑えたりする可能性がわかってきました。私の研究はコラーゲンが筋肉の細胞に働きかけて筋肉がどのように変化を起こすのかという事を調べています。どんな結果になるか楽しみです!

●最後に、連載した感想というのか、感じたこと、思ったことを教えてもらえますか?
○担当についた頃は思いのほか苦悩していました。普段通りの自分の作りたい料理とは異なり、誰のためにどんな栄養素に注目しているのかという縛りの中でレシピ作成をしていたからです。しかし、悩みながらも今までの経験と料理への探究心を武器になんとか続けていけることができました。時には自分の知らなかった食材や栄養素の働き、郷土料理から分かるその地域の文化など様々なことを学習するきっかけにもなりました。時にはフレンチレストランにありそうなオシャレなレシピや奇抜すぎてボツになったものもありました。
 この「北坂戸にぎわいサロン通信」のレシピ作成は、管理栄養士の資格を持った方々が担当しています。担当を終えた今になって気づいたのですが、私のレシピは、管理栄養士という立場だけでなく、一人の料理人としても食による健康を楽しみながら味わって欲しいという思いで作成していたことに気づきました。
 大学院生の本分である研究と同時並行でのレシピ作成は簡単なものではありませんでしたが、作成したレシピはもちろん、そのために悩んだ時間もとても貴重な財産です。

●ありがとうございました。これからも美味しいお料理をたくさんつくってください、楽しみにしています!
(広報課)

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