「アーツ・イン・エデュケーション」は、現代政策学部柳澤ゼミの有志が取り組んでいる地域連携のボランティア活動です。ボランティア団体の高齢化によって、地元の児童美術作品展開催が難しくなってきていました。これを学生ボランティアで、絵画展の運搬作業、看板制作、会場での額入れ展示作業、開催当日の受付から司会進行などを行い、今後へと繋げていく活動を行っています。小学生に豊かな「美育」をしていくという地域ボランティア団体の思いを学生ボランティアでつなげていく取組みであることが、今回の評価につながりました。継続的な活動であることも、採否の大きな条件でした。
　表彰式に参列した３名にお話をうかがいました。
「小学校のころは絵画展が楽しみだったので、地元でそのお手伝いが出来ると聞いて、自分から手を上げました。私の担当は、決められた分担をこなす裏方のような仕事です。皆で取り組んで、小学生とも交流して、楽しい時間でした。」
「私は全体の構成が担当です。打ち合わせや仕事の分担、手順などをツメる係です。自分の将来も考えて、役立つ経験になりました。」
「私は役所やボランティア団体の皆さんと、打ち合わせを進めました。開催のときは手伝えなくなってしまったのですが、皆が代わってくれました。」
　３名は表彰式後の交流会でも他大学からの参加者に声をかけ、情報交換をしていました。

　「学生ボランティア団体助成事業」は、一般財団法人学生サポートセンターが行う学生支援活動の一つです。今回は全国の60大学・専門学校から69団体の応募があり、56団体が採択されました。そのうち「地域連携」の活動分野は30団体でした。