理学部化学科では4年生の1年間、それぞれが研究室に所属して、研究テーマを理解しながら実験技術を磨きます。その成果を発表するのが、毎年2月に開催する卒業研究発表会です。今年度は2月12・13日の2日間、清光ホールで開催しました。
　卒業研究発表会は、化学科で学んだ成果を披露するというだけではなく、与えられた短い時間内にどのように発表するか、というプレゼンテーションの力量も問われます。卒業研究発表会は、化学科の3年生以下の学生も参加して聞いていました。
　開会の挨拶はヘテロ原子有機化学研究室の山本先生。自分が大学生だったときの卒業研究を披露して、卒業研究を皆の前で発表すること、質問をし質問に答えることの意味を話されました。
　2日間のまとめは、無機化学研究室の宮前先生。今回の発表で上手くできなかったとしてもその反省が成長を促すこと、研究での失敗を後輩に伝えることも重要な意味があること、これからもいろいろやってみる前向きな気持ちを大切にしてほしいことなどを熱く語ってくれました。散会後、３年生には研究室配属の説明会が行われました。