6月27日(土）2限　栄養教諭概論Bの講義が行われました。栄養教諭を目指して勉学に励んでいるのは医療栄養学科3年生の5人です。講師は元埼玉県栄養教諭の島村先生です。先生に城西大学まで来ていただき研究室からZOOMを使ってリアルタイムで授業を実施しています。教員2名がサポートについて、不測の事態に備えています。

　本日の内容は「生きた教材を活用した食に関する指導」です。特別支援学校等で長らく栄養教諭としてご活躍された島村先生は、毎回たくさんの媒体をお持ちくださいます。本日は肢体不自由学校で活躍した「はらぺこ青虫くん」です。たくさん食べるとおなかが痛くなりますが、食べることは楽しみでもあり大切なことを教えてくれる絵本「はらぺこあおむし（エリック・カール）」の主人公です。ぬいぐるみは柔らかく、つかみやすく、握力が弱かったり、掴むことが苦手な児童・生徒さんにも大人気だったそうです。

　また、島村先生が作詞して、音楽の先生が作曲してくださった「給食の歌」もCDで聞かせてくださいました。栄養教諭として活躍するためには、どのような現場においても情報を伝えられる「しなやかさ」が必要です。本日は視覚的、聴覚的、触覚的に用いることのできる媒体の重要性を教えてくださいました。本物の媒体に触ることはできませんが、小人数のため、対面かつ発言ありの楽しい授業です。

　最終回では学生さん達による食育の模擬授業も予定しています。ZOOMを使った模擬授業はどのように実施するか、この機会に若い力でマスターできることと思います。

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