2020.10.22
医療栄養学科 お知らせ
【医療栄養学科】【取組】食毒性学研究室における卒業研究の取り組み例:薬膳食材を用いたレシピ開発 ~「辛涼解表類」を用いた夏風邪用レシピ~

201022食毒性学研究室

薬味たっぷり納豆ネバネバそば
食毒性学研究室では卒業研究の課題として、薬膳食材を用いたレシピ開発し、実食して薬膳食材の効能を体験する取り組みを行っています。数ある薬膳食材の中で“体表を開いて発汗を促進、体内毒素や老廃物の排出をさせやすくする”食材を「解表類(げひょうるい)」と呼び、解表類は「辛温(しんおん)解表類」と「辛涼(しんりょう)解表類」とに分かれます。「辛温解表類」には発汗作用が強いものが多く、寒気を伴う初期の風邪(冬風邪)に用いられます。「辛涼解表類」は体を冷やす作用があり、発熱を伴う初期の風邪に効果があるとされています。
今回は「辛涼解表類」を用いた夏風邪用のレシピ開発の事例として、「薬味たっぷり納豆ネバネバそば」をご紹介します。
 

201022食毒性学研究室

~材料~
そば…150g
卵(温泉卵)…1個
オクラ…2本
ミョウガ…3/4本
トマト…1/4個
大根おろし…40g
めんつゆ(3倍濃縮…)30g
水…50g
柚子胡椒(チューブ)…約1cm


具体的な作り方はクックパッドをご確認ください。
https://cookpad.com/recipe/6485025
レシピを考案してくれた佐野さん(4年生)の感想
辛涼解表類である「大根」とともに粘り気のある食材(納豆・オクラ)を組み合わせて使用することで、食欲が低下しやすい夏でもするすると食べやすいように工夫しました。また、食欲を促す効果のあるみょうが・柚子胡椒などの薬味も加えました。今回は夏に調理をしたためオクラやみょうがを使用しましたが、キノコ類やキムチなどのトッピングを追加しても楽しめます。冬にはかけタレを温かくしても良いですし、そばを御飯に変えて丼物にアレンジすることもできます。
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