2020.10.29
医療栄養学科 お知らせ
【医療栄養学科】【高大連携プログラム】長寿社会で活躍できる「管理栄養士」の役割について、体験型授業を行いました。第3回【臨床】編

201029荒井先生

介護老人保健施設での実務経験がある荒井助教
城西大学薬学部の高大連携プログラムとして、浦和麗明高等学校で第3回目(10月24日)は、臨床編として、「長寿社会で活躍できる管理栄養士とは?」をテーマに、高齢者施設において管理栄養士に求められている役割について講義を行いました。
高齢者では、加齢とともに咀嚼・嚥下機能が低下し、食形態の調整が必要になり、食べやすい大きさにカットし、飲み込みやすいように飲み物にとろみをつけて食事を提供します。利用者の状態に合わせた食事・栄養管理が生活の質(QOL)の維持に繋がるので、管理栄養士として重要な役割になります。
生徒の皆さんには、自分の必要エネルギー量を計算してもらい、自分たちが1日にどのぐらいのエネルギーを必要としているのか、手軽に食べられる菓子パンやカップラーメンのエネルギーはどのぐらいなのかをクイズ形式で答えてもらいました。
また、舌の衰えは咀嚼・嚥下機能の低下に繋がるため、舌の動きの維持も重要と考えられています。今回も、舌圧の測定を体験してもらい、トロミ剤を使ってとろみをつけたお茶を試飲してもらいました。生徒さんからは、以下のようなコメント頂きました。

(アンケート記述抜粋)
・管理栄養士が、とろみをつけたり、ムース状にしたりして、その人にあった食事を提供していることが分かった。カロリーなども気にしながら考えているのがすごいと思いました。
・とろみをつけたお茶を初めて飲んでみて不思議な感じがしました。舌圧の話を聞いて何か飲み込むときに舌を使っていることを知りました。
・一人一人に合わせて食事を考えているのがすごいと思いました。自分の基礎代謝量とエネルギー必要量を計算したので、これからはそのことを考えながら生活したいと思いました。
医療栄養学科はこちらからご覧になれます。卒業生情報も掲載しています。

前のページに戻る