第60回薬学部生涯教育講座・報告

開催日時　2020年10月17日（土）　14:00～18:00
会　　場　城西大学　22号館404教室　（４０１教室）　　（埼玉県坂戸市けやき台1-1）    　　
講演テーマ：　『薬学から始まる心豊かなコミュニティ』

講演１：　「薬剤師と管理栄養士による専門家集団薬局の意義」
演者：株式会社フォーラル　代表取締役社長　松村 達先生

講演2：　「薬局のかかりつけ機能強化の取組」
演者：埼玉県保健医療部薬務課　総務・温泉・薬事相談担当　主幹　小林　昌代　先生

講演3：　「何故、日本型ドラッグストアがここまで発展したのか？とこれからのドラッグストアの役割」」
演者　株式会社セキ薬品　代表取締役会長　関　伸治　先生

　コロナ禍において集会形式の講演会の実施が危ぶまれましたが、雨の中、約160名の方のご参加をいただき無事に開催することができました。参加の皆さんには体温測定と手指の消毒にご協力いただきました。ソーシャルディスタンスを保つために、大講義室を2つ使い、インターネットで教室間をつないで講義を配信しました。開会に先立ち、藤野陽三学長からご挨拶をいただきました。
　この度の生涯教育講座では、薬局、ドラッグストアにおける薬剤師、管理栄養士の活躍や、その状況についてお話をいただくとともに、薬局の機能強化や埼玉県の取組および支援について学ぶことができました。埼玉県民の暮らしを支えるドラッグストアの役割についても知ることができました。コロナ禍において、これまで以上に医療に関わる専門職の方の役割の重要性が高まっています。どのような時代になろうとも、自らの仕事の専門性に誇りをもって従事することが大切だと教えていただきました。講師の先生方には、パネルディスカッションにもご参加いただき、参加者からの質問にたくさん答えていただきました。終了後のアンケート結果からは、どの講義も「有意義であった」「今後の業務に役立つ」との回答が80%以上と高い評価をいただきました。
　今回の生涯教育講座は第六十回記念講演会でした。そのため終了後に先生方を囲み、旧交を温めていただきたく懇親会を開催する予定でした。しかし、残念ながらコロナ禍により実施できませんでした。そこで、その代わりとして記念品を用意して、皆さまにお持ちいただきました。記念品は、薬学部医療栄養学科卒業生のご実家の宮野園様より、一部ご厚意をいただいた日本茶です。講義の間の休憩時間に、来場していた卒業生の宮野さんご本人が、お茶の美味しい入れ方について参加者の前で説明してくださいました。　

※講演要旨集は「城西大学機関リポジトリJURA」に登録されます。
http://libir.josai.ac.jp/il/meta_pub/G0000284repository_JOS-youshishu2020-001