学生の皆さんへ　政府が、国内において新型コロナウイルス感染者を確認したと明らかにしたのは、本年1月16日のことです。現在、新型ウイルスによる全世界の感染者は7,420万人を超え、死者も165万人を超えるなど未曽有の事態となっています。
　本学においても、2019年度学位記授与式および2020年度入学式は中止となり、緊急事態宣言に伴って、前期授業を5月11日からオンラインで、後期授業は対面授業とオンラインを併用して実施するなど、このコロナ禍と呼ばれる事態に対し、皆さんの学びを継続するべく様々な対応を行いました。
　学生の皆さんには、これまで多くの負担をお掛けしてきましたが、ご理解ご協力をいただいたことに感謝します。このような事態においても、皆さんが学びを止めることなく、学ぼうという姿勢を見せたことに、非常に感銘を受けています。私たち教職員は、皆さんのこの学びへの意欲を、引き続き全学を挙げて支援していきます。
　12月27日（日）～1月7日（木）まで冬期休業期間となりますが、例年と異なり、制約の多い年末年始となります。引き続き、人との距離を確保し、「密閉」「密集」「密接」いわゆる「三密」を避ける、こまめに換気を行う、マスクを着用する、手洗いやうがいを行う、毎日の検温や健康チェックを行うなど、皆さんやご家族の健康と安全のために、「新しい生活様式」を実践し、感染対策をこれまで以上に徹底してください。
　忘年会や新年会等、複数（例えば5人以上）での飲食を伴う会合は、感染リスクが非常に高くなるので行わないでください。感染拡大を防止するためには、私たち一人ひとりが自覚をもって行動することが必要です。良識ある行動をとっていただくことを希望します。万が一、学内でクラスターが発生すれば、キャンパスを閉鎖する事態になります。そのような事態は絶対に避けなければなりませんので、冬期休業期間前に注意喚起を行うこととしました。
　新年に、キャンパスで、対面授業で、オンライン授業で、皆さんと元気に再会できることを楽しみにしています。それでは皆さん、よい新年をお迎えください。