Prader-Willi 症候群（Prader-Willi Syndrome：以下PWS）とは、先天性の遺伝子疾患で難病に指定されています。また、生涯に渡る栄養・食事管理が重要となってくる疾患です。今回から隔月で、管理栄養士の関わりの必要性や研究活動についてご紹介します。第一回は、PWSというご病気について説明します。

◆PWSってどんな病気？
●　乳児期は筋緊張低下による哺乳障害を来し、栄養失調のリスクが高まります。
●　満腹中枢不全により幼児期以降は食欲が亢進し、肥満のリスクが高まります。肥満のコントロールできないと、将来、生活習慣病を合併するリスクが高まってしまいます。
●　軽度～中等度の知的障害や満腹中枢不全を伴い、湧き上がる食欲や食への執着をコントロールすることが困難とされています。
●　栄養・食事管理だけでなく、患児・患者さんやご家族に対する心のケアが重要となる疾患です。

今回は以上となりますが、PWSの患児・患者さんやご家族は、様々な苦悩を抱えながらも懸命に生活しています。管理栄養士としてできる支援とは何かと苦心しながら、研究活動に取り組んでいます。

研究室紹介ページURL:
https://www.josai.ac.jp/education/pharmacy/nutrition_dep/laboratory/iryoueiyougaku.html
ハッシュタグ：
https://lab.naninaru.net/seminar/U25800/josai_pharmacy_nakasatomi

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