2021.01.15
薬学部薬学科医療栄養学科薬科学科 お知らせお知らせ(学科内)お知らせ(学科内)お知らせ(学科内)
埼玉県内4大学連携授業「IPW演習(緩和医療学)」をオンラインで実施しました【薬学部】
 2021年1月8日(金)に『IPW演習(緩和医療学)』が、城西大学薬学部、埼玉県立大学保健医療学部、埼玉医科大学医学部、日本工業大学建築学部によって“彩の国連携力育成プロジェクト(SAIPE)”の連携科目として実施されました。この連携科目の目標は、地域住民の豊かな暮らしを支えるための専門職育成です。

 本演習の参加者は、埼玉県立大学理学療法学科(33名)、埼玉医科大学医学科(137名)、日本工業大学建築部(1名)、城西大学薬学部(薬学科10名、薬科学科4名、医療栄養学科10名)の総勢195名の学生でした。それぞれの大学からファシリテーターと模擬患者の協力を得ながら無事に終えることが出来ました。

 城西大学が担当校となっている本演習では、新型コロナ感染防止を契機に広がりつつあるオンラインでの連携活動を、学生教育だけでなく、将来の地域医療に生かすことを念頭に実施しました。

 オンライン上で初めて会う学生たちは、オンライン上にもかかわらず上手にコミュニケーションを図り、模擬患者さんの病歴や治療情報、さらにはインタビューを通じて得た患者さんの生活状況や思いなどをもとに、患者さんに寄り添いながら支援する方策について活発に話し合っていました。本演習は、発表会を含めて約3時間半という短い時間でありながらも、楽しみながら、有意義にチーム活動をした様子が窺えました。

以下、参加学生のアンケートからのコメント(文章まま)
数値や検査結果を対象とした対症的なアプローチ以外にも、メンタル的な面からのアプローチの技術を学習していくことの大切さを感じる事ができ有意義な時間であった。
自分は意外と医師に向いているかもしれないと思った。他職種がいる環境下で、リーダシップをとることはもちろんだが、自分の未熟さを自覚して、専門性のある方達に頼ることができた。もちろん知識・技術を高めることも重要だが、相手に頼る力も医療者として重要な力であるように感じた。 自主的に参加してきた生徒が多かったことも原因の一つだが、より広い視点を持ちながらディスカッションができたと思う。特に建築的な目線を聞けたのは面白かった。機会があれば、またやってみたい。
他大学の他学科の方と1つの事例に対して話し合うことが初めてだったため、新鮮だった。違う分野からの視点の意見が多く、学ぶことが多くあった。医学部や薬学部の方は話し方が大人で、話す内容から知識の多さが伝わってきた。
良くも悪くも、専門分野を学ぶ上で知らないうちに考え方、知識が偏っていたことに気づいた。また専門分野代表の意識が芽生え、自分の知識不足を実感した。また知らない分野については他の人に頼ることが大切だと知った。学部・学科の違いも関係あるが、1人でも欠けていたら出来ない有意義な演習が出来て良かった。

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Zoomを用いたグループディスカッションの様子

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模擬患者へのインタビューの雰囲気

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