2021.02.25
医療栄養学科 お知らせイベント
【医療栄養学科】【学生による教員インタビュー】食べ物のことについて教えてくれる君羅好史先生【先生に聞いてみよう】

210222教員インタビュー

インタビューの様子
こんにちは!わたしは城西大学薬学部医療栄養学科の2年生の榎本優音です。

栄養ときくと「食べ物のこと」をイメージする人が多いかもしれません。城西大学の医療栄養学科は薬学部に所属しています。薬学部というぐらいなので、食べ物だけでなく、薬についても勉強することができるんです!

医療栄養学科にはいろんな先生がいます。私が新入生だったころ、医療栄養学科の先生のこともっと知るにはどうしたらいいかなと考えてました。先生たちのことを知れるHPがあればいいのにとも。
先生のこと紹介するインタビュー記事があれば新入生も先生のこと知ることできるんじゃないかなと思って医療栄養学科の先生インタビューを始めました!これから医療栄養学科の先生たちのことがわかるインタビュー記事たくさん掲載していこうと思います!

「食べ物」と「薬」、どちらもまったくの別物では?と思う人はたくさんいると思います。私たちが普段口にしている「食べ物」には「薬」に似たような効果を持つ、体にとって良い働きをする機能性成分が入っています。
食品の機能性成分のことを城西大学で教えてくださるのが君羅好史先生です。今回は君羅先生について詳しくインタビューしていこうと思います。


1、はじめに
榎本―先生は普段何の授業をしていますか?

君羅―1年生の時に食品化学、3年生の時に食品機能学の授業を担当しています。基本的に食べ物のことについて教えています。


榎本―なぜ食べ物のことについて教える先生になろうと思ったのですか?

君羅―中学生の頃から先生になりたいと思っていたのですが、最初に目指していたのは体育教師でした。大学では教員になるための勉強と体操競技をしてきました。しかし、食べることも好きだったので、食品や栄養の勉強もしたいなと思い、大学院では食品について勉強や研究をしました。そうしていくと段々と食べ物のことの方が詳しくなったので、現在では食べ物のことについて教える先生をしています。


2、体育と食べ物
榎本―最初は体育教師になりたかったのですね!
体育と食べ物、結構違いもあるように思いますが、体育学部で学んだことと栄養について学んだことの違いや、反対に共通していたことはありますか?

君羅―体育学部では、「人間」について学んだのに対して、栄養系の大学院では、「食品」に目を向けて学びました。
体育では、人間の心理や身体活動の方法、体育の授業を通じた教育について、大学院では、食品の機能についてとことん学んだ感じです。そこが異なる点ですね。
共通している点というのは体育学部も栄養を学ぶのも人の「身体」について深く学ぶということ、どちらも対象者は違えど、「人」に貢献できることを目的に学んでいくものだということです。


3、授業について
榎本―普段はどんなことに気を付けて授業をしていますか?

君羅―普段の授業ではその授業の中だけで知識を得ることを目標とするのではなく、授業の中で興味をもってさらに学びたいと思えるような授業にすることを心がけています。
実際にやっている例でいうと、自宅にある食べ物やスーパーで売っている食べ物を実際に手に取って表示を見てもらっています。食品の添加物の名前だけを教科書で知るような一方向からの授業よりも、実際に手や体を動かして本物の食品を見てもらったほうが、こんなものに入っているんだ!とか、この添加物のここが気になる!違うものはどうだろう?と自ら行動し、さらに深く、具体的に学ぶことができると思っています。


榎本―今、授業をする上で、体操競技をやっていたことがためになっているなと思うことはどんなことですか?

君羅―1つ目は、体操競技をやっていたことで、自分のことがどう見られているかを意識できるようになりました。
体操って自分の演技を評価してもらって点数をつけてもらう競技なので、自分が納得するだけでなくて、他者から評価されないといけないのです。
そのおかげで、自分という存在をもう1人の自分が見つめているような客観的な視点を持って、他者の視線を意識した行動ができるようになったと思います。
具体的な例としてオンライン授業の準備です。
授業の声が学生にとって聴きやすいかを考えて、自分の講義動画を見返して調整しましたし、マイクも良いものを使おうと考えることができました。
表情も学生が見たときに明るい気分になるように、笑顔でいようと心がけています。
体操競技から学んだ客観的な視点に立つ、他者の目線に立つということが生きてるなと思います。


榎本―君羅先生はどんな研究をしているんですか?

君羅―動物の皮膚や魚の鱗に含まれるコラーゲンを、果物に含まれる酵素で分解してつくられる「コラーゲンペプチド」の研究をしています。具体的には、骨や関節、筋肉といった運動するための体の組織に対して、口から食べたコラーゲンがどのように働きかけ、効果を発揮するのかについて、細胞を使った実験や、アスリートを対象にした実験をして解明しようとしています。城西大学の近隣で採れる柚子に含まれている苦い成分についても骨や筋肉に対する効果について研究しています。


4、最後に
榎本―今後学生に教育していく中で目標などはありますか?

君羅―僕と関わった学生さんが社会に出た後でいろんな活躍を見せてくれると嬉しいなと思っています。僕の授業を受けたり、一緒に研究をした学生さんたちが社会に巣立った後で、いろんな人と関係をつくり、その人を助けたり、育てたりしていく。僕は直接関わることができない人に対しても「教育」を通じて貢献することができるっていうのが、教育者の魅力じゃないかなと思います。なので、僕に関わった人が関わりの中で気づいたことを発展させながらたくさん活躍してもらうのが目標です!


5、まとめ
君羅先生は「食べ物のことについて毎日考えてみた」というnoteを毎日書いています。
地域にまつわる食材についての記事や、食べ物が好きな君羅先生が実際に体験した出来事から生まれるエッセイの記事。
牛乳はなぜ白いのか?パンに砂糖を入れるのはなぜか?など、授業で教えてくださるようなことを書いたnote食品学。
先生が読んだ本の紹介を書く君羅文庫。
どのジャンルも特徴があって、気軽に読めて「食べ物のこと」の面白さに色々な方向から気づけるnoteになっています。
わたしのおすすめはエッセイで、「好き」が増える場所  という記事です。「ご飯を誰かと食べる」ことについて、先生の経験を通して自分の経験を思い出すきっかけになりました。
今回のインタビュー記事を読んで、君羅先生のこと、食べ物のことをもっと知りたいと思った方はぜひ君羅先生のnoteも読んでみてください!

君羅先生のnote
「食べ物のことについて毎日考えてみた」

最後までお読みいただきありがとうございました!

インタビュアー
城西大学薬学部医療栄養学科2年
榎本優音

インタビューされた先生
城西大学薬学部医療栄養学科
食品機能学研究室
君羅好史先生
 君羅先生 
食品機能学研究室紹介ページURL:
https://www.josai.ac.jp/education/pharmacy/nutrition_dep/laboratory/bunshieiyou.html
ハッシュタグ:
https://lab.naninaru.net/seminar/U25800/josai_pharmacy_mano
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