2021.03.01
語学教育センター
お知らせ
今年の「英語入学前指導」を取材しました【城西大学 語学教育センター】
「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」で城西大学・城西短期大学に合格してから入学するまでの間、希望者を対象に語学教育センターが開催する「英語入学前指導」を広報課が取材しました。
いつもならば通学しての授業もあったのですが、今年は新型コロナ対策で「英語入学前指導」も通学ナシ…ということで、いつもとちょっと違うようです。どんな感じで進んでいるか、担当の先生に聞いてみました。
いつもならば通学しての授業もあったのですが、今年は新型コロナ対策で「英語入学前指導」も通学ナシ…ということで、いつもとちょっと違うようです。どんな感じで進んでいるか、担当の先生に聞いてみました。
13号館前のベンチ
13号館前のテーブル席
清光会館 赤い橋の入口
<広報課> 申し込みは、12月から1月初めでしたよね、定員30名でしたが、何人くらいの応募があったのですか? いつもは応募が定員を超えていたと思いますけど、選抜になったのですか? 去年は40名募集でしたっけ?
<先生> 今年度は日程の関係から、例年より少し遅く1月中旬まで申し込みを受け付けました。また例年、通学で受講を希望する学生が多いのですが、新型コロナの影響で今年は減ってしまうことが予想されたので、定員を30名に減らしました。合計で42名から応募をいただきました。選考の結果、しっかりとした意識と「やる気」をもって応募してくださっているので、42名全員を採用することにしました。1月下旬くらいから担当教員からのコンタクトを開始しました。通常は、年末に採用通知を発送していたのですが、今年はその作業を省略し、担当者が直接コンタクトすることで結果発表にしました。
<広報課> “このプログラムはあなたの英語学習をお手伝いするためのもので、重視されるのはあなたのやる気”ということは、去年と同じですね。「指導方法はあなたのニーズと状況に合わせて決定」ってなっていますが、今年は通学ナシとかオンラインにしたとかって聞いています。どんな方法になったのですか? どんな方法で何人くらいになったのですか? そういえば今までも通学ナシで受講した人もいましたね。
<先生> 応募時に、どのような方法で受講を希望するか確認をとっています。郵送、電子メール、電話、対面(通学)などが例年の実施方法でしたが、今年度からZoomによる講座が加わりました。Zoomという新しい実施方法を加えることができたのは、このコロナ禍がもたらしたポジティブな影響だったと思います。これまで遠方に住んでいる学生は、郵送や電子メールなどの方法しか指導方法を選択することができなかったのですが、遠方に住んでいてもリアルタイムで講座に参加することができるようになりました。通学での受講についてですが、募集時には通学でも実施ができるのではないかと考えていました。しかし応募締切時には緊急事態宣言が発令される事態になってしまっていたため、通学ではなくZoomを用いての講座に変更しました。ただ参加者の希望はあくまで通学ですので、「3月中に一度くらいは何とか大学で会うことができれば良いね」と話しているところで、対面での講座を諦めたわけではありません。Zoomを用いて受講している学生と、それ以外の方法で受講している学生は、概ね半々になっています。これまでZoomを使ったことがないという学生もいましたが、最初に簡単な練習をしただけで、基本的に問題なく講座に参加できています。
<先生> 今年度は日程の関係から、例年より少し遅く1月中旬まで申し込みを受け付けました。また例年、通学で受講を希望する学生が多いのですが、新型コロナの影響で今年は減ってしまうことが予想されたので、定員を30名に減らしました。合計で42名から応募をいただきました。選考の結果、しっかりとした意識と「やる気」をもって応募してくださっているので、42名全員を採用することにしました。1月下旬くらいから担当教員からのコンタクトを開始しました。通常は、年末に採用通知を発送していたのですが、今年はその作業を省略し、担当者が直接コンタクトすることで結果発表にしました。
<広報課> “このプログラムはあなたの英語学習をお手伝いするためのもので、重視されるのはあなたのやる気”ということは、去年と同じですね。「指導方法はあなたのニーズと状況に合わせて決定」ってなっていますが、今年は通学ナシとかオンラインにしたとかって聞いています。どんな方法になったのですか? どんな方法で何人くらいになったのですか? そういえば今までも通学ナシで受講した人もいましたね。
<先生> 応募時に、どのような方法で受講を希望するか確認をとっています。郵送、電子メール、電話、対面(通学)などが例年の実施方法でしたが、今年度からZoomによる講座が加わりました。Zoomという新しい実施方法を加えることができたのは、このコロナ禍がもたらしたポジティブな影響だったと思います。これまで遠方に住んでいる学生は、郵送や電子メールなどの方法しか指導方法を選択することができなかったのですが、遠方に住んでいてもリアルタイムで講座に参加することができるようになりました。通学での受講についてですが、募集時には通学でも実施ができるのではないかと考えていました。しかし応募締切時には緊急事態宣言が発令される事態になってしまっていたため、通学ではなくZoomを用いての講座に変更しました。ただ参加者の希望はあくまで通学ですので、「3月中に一度くらいは何とか大学で会うことができれば良いね」と話しているところで、対面での講座を諦めたわけではありません。Zoomを用いて受講している学生と、それ以外の方法で受講している学生は、概ね半々になっています。これまでZoomを使ったことがないという学生もいましたが、最初に簡単な練習をしただけで、基本的に問題なく講座に参加できています。
左:2号館、奥:17号館、右:4号館
正面奥:16号館 クレーンは建設中の23号館
3号館
<広報課> アドヴァイザー制度の説明で「あなたの英語学習のお手伝いをするのは、担当アドヴァイザーです。もちろんアドヴァイザーになるのは語学教育センターの専任教員です」とあるのですが、そうすると希望とか実施方法とかで、グループを分けたのですか?
<先生> グループ分けについては、希望する指導内容と実施方法を参考にしています。レベル分けは一切行っていません。レベル分けを行わない理由は、郵送などの指導方法の場合、基本的に個別指導になるので、レベル分けをする意味は全くないからです。またリアルタイム型で実施する場合も、多くて10名程度のグループですから、一人ひとりの状況を確認しながら進めれば十分に対応ができます。またこの講座は授業ではありませんので、「たとえば過去完了形までを理解しなければならない」のような必須のゴールはありません。そのためスタートラインが同程度のグループにする必要はなく、むしろ「英語を勉強したい」「英語を何とかしい」というような、やる気が同程度であることのほうが大事だと思っています。モチベーションが同程度だと、わからなければ質問をしてくれますし、グループワークでも助け合いながら、自分の持っている知識などをフル活用しながら、活発に考えてくれています。
<広報課> 受講希望者からの反応はどうですか?
<先生> 自分がサポートしているオンラインで受講している学生たちのことでしかお話をすることができないのですが、やはり直接会っているわけではないないので、例年より盛り上がりに欠けているのは事実だと思います。例年、通学で受講していた学生が講座の何に満足しているのかというと、残念ながら英語の授業を受けたことではありません。講座を通じて、入学前から話ができる友人と出会えることの方が満足度が高いようですし、実はそのことの方がより大切だと担当者としても思っています。そのため例年は、講座前、休憩時間、講座後のおしゃべりの時間を大切にしています。しかし今年はその時間をとることができませんので、あえて講座の一部の時間を使って、英語とは全く関係のないおしゃべりの時間に充てるようにしています。同じ学部の友人と話ができて「良かった」「安心した」、違う学部の人と話ができて「楽しい」などの感想が、例年と同じように聞こえてきています。
<広報課> 去年入学した1年生は、通学機会がとても少なかったですが、今年は入学後に会える機会が欲しいですね。
<先生> 全くその通りです。2020年度の必修英語の授業は、前期は講義動画を見て、問題演習を行い、課題を提出して添削を受ける、といういわゆるオンデマンド型の授業を行いました。後期は、多くの先生はZoomなどを使って、リアルタイム型の授業を行いました。学生からの感想を見ると、圧倒的にリアルタイム型の授業のほうが良かったと言ってくれています。そして中には、やはり語学は対面で授業を受けたかったといってくれている学生もいます。必修英語の授業の名前は「コミュニケーション基礎英語」といいますが、英語に限らず言語を学ぶということは、コミュニケーションを図ることが目的です。コミュニケーションには言葉だけではなく、表情や仕草などの言葉以外の要素も含まれているので、対面での授業のほうが圧倒的に学ぶことも多いし、達成感も高くなると思います。この意味でも早く対面で授業ができるようになり、授業を通じてクラスメイトとのコミュニケーションを楽しんでほしいと思っています。
また語学教育センターでは、ランゲージ・ラウンジという学習スペースを開設しています。言葉を学ぶことに関心がある学生同士が、あるいは教員と学生がおしゃべりなど、気軽に楽しみながら学習することを目的にしています。今までのように、制限のない空間に戻すためには時間がかかると思いますが、対面授業が開始されれば、徐々にラウンジの機能も復活させたいと思っています。検定に合格した、などの達成感も大切だと思いますが、自分の言葉が通じた、友だちの言っていることが理解できた、というリアルなコミュニケーションでの達成感も感じてほしいと思っています。
<広報課> ありがとうございました。4月の入学まで約1か月、期待が膨らみます!
<先生> グループ分けについては、希望する指導内容と実施方法を参考にしています。レベル分けは一切行っていません。レベル分けを行わない理由は、郵送などの指導方法の場合、基本的に個別指導になるので、レベル分けをする意味は全くないからです。またリアルタイム型で実施する場合も、多くて10名程度のグループですから、一人ひとりの状況を確認しながら進めれば十分に対応ができます。またこの講座は授業ではありませんので、「たとえば過去完了形までを理解しなければならない」のような必須のゴールはありません。そのためスタートラインが同程度のグループにする必要はなく、むしろ「英語を勉強したい」「英語を何とかしい」というような、やる気が同程度であることのほうが大事だと思っています。モチベーションが同程度だと、わからなければ質問をしてくれますし、グループワークでも助け合いながら、自分の持っている知識などをフル活用しながら、活発に考えてくれています。
<広報課> 受講希望者からの反応はどうですか?
<先生> 自分がサポートしているオンラインで受講している学生たちのことでしかお話をすることができないのですが、やはり直接会っているわけではないないので、例年より盛り上がりに欠けているのは事実だと思います。例年、通学で受講していた学生が講座の何に満足しているのかというと、残念ながら英語の授業を受けたことではありません。講座を通じて、入学前から話ができる友人と出会えることの方が満足度が高いようですし、実はそのことの方がより大切だと担当者としても思っています。そのため例年は、講座前、休憩時間、講座後のおしゃべりの時間を大切にしています。しかし今年はその時間をとることができませんので、あえて講座の一部の時間を使って、英語とは全く関係のないおしゃべりの時間に充てるようにしています。同じ学部の友人と話ができて「良かった」「安心した」、違う学部の人と話ができて「楽しい」などの感想が、例年と同じように聞こえてきています。
<広報課> 去年入学した1年生は、通学機会がとても少なかったですが、今年は入学後に会える機会が欲しいですね。
<先生> 全くその通りです。2020年度の必修英語の授業は、前期は講義動画を見て、問題演習を行い、課題を提出して添削を受ける、といういわゆるオンデマンド型の授業を行いました。後期は、多くの先生はZoomなどを使って、リアルタイム型の授業を行いました。学生からの感想を見ると、圧倒的にリアルタイム型の授業のほうが良かったと言ってくれています。そして中には、やはり語学は対面で授業を受けたかったといってくれている学生もいます。必修英語の授業の名前は「コミュニケーション基礎英語」といいますが、英語に限らず言語を学ぶということは、コミュニケーションを図ることが目的です。コミュニケーションには言葉だけではなく、表情や仕草などの言葉以外の要素も含まれているので、対面での授業のほうが圧倒的に学ぶことも多いし、達成感も高くなると思います。この意味でも早く対面で授業ができるようになり、授業を通じてクラスメイトとのコミュニケーションを楽しんでほしいと思っています。
また語学教育センターでは、ランゲージ・ラウンジという学習スペースを開設しています。言葉を学ぶことに関心がある学生同士が、あるいは教員と学生がおしゃべりなど、気軽に楽しみながら学習することを目的にしています。今までのように、制限のない空間に戻すためには時間がかかると思いますが、対面授業が開始されれば、徐々にラウンジの機能も復活させたいと思っています。検定に合格した、などの達成感も大切だと思いますが、自分の言葉が通じた、友だちの言っていることが理解できた、というリアルなコミュニケーションでの達成感も感じてほしいと思っています。
<広報課> ありがとうございました。4月の入学まで約1か月、期待が膨らみます!
ランゲージ・ラウンジ(2019年撮影)
ランゲージ・ラウンジ(2019年撮影)
ランゲージ・ラウンジの資料コーナー(2019年撮影)
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