2021.04.17
お知らせ 大学
「水田コレクション名品展 美人画」展 学芸員によるスライドトークを開催しました【水田美術館】

20210416水田美術館

スライドトーク 画像を観ながらの作品解説です

20210416水田美術館

絵師によって 顔は似ているようで違います
「美人画の“美人”ってナニ?」

 今回の展示会は、各時代を代表する絵師が描く美人画を通して、美人風俗と理想美の競演を楽しむ企画です。
 浮世絵の創始者、菱川師宣 の《見返り美人図》のような下膨れした顔に小さい目の女性は、当時の人々にとって憧れの美人だったようです。
 浮世絵に描かれた女性は当時の理想とする美人の典型。解説は美人画の誕生から、絵師(原画作者)の違いによる顔の輪郭や目鼻立ちの類似点や違い、立姿の描き方といった美人画としての鑑賞ポイントを中心に、過去の文学作品になぞらえて当時の風俗や流行を描きこむ遊び心、木版の彫り技術の進化といった、文化や技法に踏み込んだ浮世絵美人画の観かたを、作品の映像をみながら水田美術館の学芸員が40分ほどで解説しました。
 終了を待ったかのように、何人もの方が展示室の本物で「それ」を確認していました。

会期:4月5日(月)~4月23日(金)
会場:城西大学水田美術館 ギャラリー1
開館時間:午前9時30分~午後4時30分 ※入館は閉館の30分前まで
休 館 日 :土曜日、日曜日
観 覧 料 :無料
※一般の方は事前に来館予約が必要です
(広報課)

20210416水田美術館

猫の毛は色を付けないで凹凸で表現してあります

20210416水田美術館

同じ黒でも裁縫箱(〇印)が光っていることに注目です

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