2021.05.07
経済学部
お知らせ
神崎直美『幕末大名夫人の寺社参詣ー日向国延岡藩内藤充真院・続―』(岩田書院)が出版されました【城西大学 経済学部】
経済学部教授の神崎直美先生が『幕末大名夫人の寺社参詣ー日向国延岡藩内藤充真院 続―』(岩田書院)を出版されましたので、ご紹介させていただきます。
本著作は、神崎直美先生が平成28年(2016年)に出版された『幕末大名夫人の知的好奇心―日向国延岡藩内藤充真院』(岩田書院)の姉妹編です。ヒロインの充真院は元の名を充姫、幕府大老井伊直弼の姉で、延岡藩主の内藤家に嫁ぎました。前著は充真院の著作を分析して、日常における蔵書の傾向、生き物飼育、薬やまじない、生活の知恵、江戸から延岡への転居の旅における見聞と関心事項について明らかにし、幕末期の大名家の奥方が何に興味持ったか、どんな考え方をしていたのかが分かる興味深い内容です。充真院の知的好奇心豊かな姿勢は、人生の手本にもなります。
その続編となる本著作は、充真院が人生で旅した寺社参詣10か所を本人の紀行文を主にまとめたもの。例えば香川県の金毘羅様には3回訪れたとのこと。道すがら、詳細にメモをとったようです。江戸時代にあっても後期になると寺社参詣と称して庶民にも旅行ブームが訪れており、充真院は旅に楽しさを見つけたのでしょう。充真院の寺社巡りをたどりながら、新型コロナで抑え気味の今日この頃にも旅行の楽しみを味わえる著作です。
本著作は、神崎直美先生が平成28年(2016年)に出版された『幕末大名夫人の知的好奇心―日向国延岡藩内藤充真院』(岩田書院)の姉妹編です。ヒロインの充真院は元の名を充姫、幕府大老井伊直弼の姉で、延岡藩主の内藤家に嫁ぎました。前著は充真院の著作を分析して、日常における蔵書の傾向、生き物飼育、薬やまじない、生活の知恵、江戸から延岡への転居の旅における見聞と関心事項について明らかにし、幕末期の大名家の奥方が何に興味持ったか、どんな考え方をしていたのかが分かる興味深い内容です。充真院の知的好奇心豊かな姿勢は、人生の手本にもなります。
その続編となる本著作は、充真院が人生で旅した寺社参詣10か所を本人の紀行文を主にまとめたもの。例えば香川県の金毘羅様には3回訪れたとのこと。道すがら、詳細にメモをとったようです。江戸時代にあっても後期になると寺社参詣と称して庶民にも旅行ブームが訪れており、充真院は旅に楽しさを見つけたのでしょう。充真院の寺社巡りをたどりながら、新型コロナで抑え気味の今日この頃にも旅行の楽しみを味わえる著作です。
(広報課)
前のページに戻る