2021.05.29
水田美術館 お知らせ
ザクザク化石を発見!「化石割り体験ワークショップ」【城西大学水田美術館・水田記念博物館大石化石ギャラリー】
 森洋子の空想化石はくぶつかん―絵本原画と大石化石コレクション―(会期:2021年6月25日まで)の関連企画「化石割り体験ワークショップ」を、5月29日に坂戸キャンパス水田美術館で取材しました。

20210529化石割ワークショップ

用意した石 層状になっています

20210529化石割ワークショップ

開会のご挨拶

20210529化石割ワークショップ

”化石はこれ!” "ハイ、はずれです"
 これは石を割って化石を取り出してみようという企画。講師は城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー学芸員の宮田真也さんです。今日も恐竜柄のシャツです。始まる前に「石」を見せてもらいました。地層のシマシマがよくわかる、拳よりも一回り大きいくらいの、粘土のような色の石です。これが段ボール箱にどっさりとありました(重!どこで手に入れたんだ…)。
 始まりのご挨拶に続いて化石のお話。
「化石っていうと、何を思い出しますか?」
「化石で何でしょうか? クイズです、この写真のもの化石ですか?」
 と導入してから化石の解説。大石化石ギャラリー所蔵品と宮田さんの興味もあって古代魚の話がやや多め。一通り説明が終わって、今日の本題の化石割りに入ります。今回用意の石は、いま話題のチバニアンと同時代のものだそうです。塩原温泉で有名なところにある塩原層群宮島層の石で、約30万年前のカルデラ湖(さすが温泉地ですね)の湖底の堆積物の石だそうです。状態の良い化石が出るので有名だそうです。
 一人に4個を配ってから、注意事項や割り方のコツを伝授、さあ、開始です。(取材の私は、そんなに見つからないよ、と思っていました)
 「ゴツ、ゴツ」「ガッ!」「ガンガン!ガン!」…、開始2~3分で「出た!」
それは木の葉の化石でした。それからはつぎつぎと「発見」の声。本当にザクザクと木の葉の化石が見つかりました。声が上がると宮田さんが「これは〇〇の葉」と解説。「これは…石の汚れですね」。 開始20分を過ぎるころには、全員が化石を見つけたようです。
 最後に化石にラベルを付けて記録することの大切さを解説して、石を全部お持ち帰りいただき「化石割り体験ワークショップ」を終了しました。
 取材の私もワクワク感を隠せない楽しさでした。

20210529化石割りワークショップ

ガツガツ! この後、発見。

20210529化石割ワークショップ

きれいな木の葉の化石

20210529化石割ワークショップ

”これは…ウ~~ん”
(広報課)

前のページに戻る