城西大学および城西短期大学は、教育研究の成果を広く地域に開放し、高度化、多様化する地域住民の学習意欲と地域社会のニーズに応えるために公開講座を開講しています。2021年度は3講座を開催します。　
　今年度の公開講座は新型コロナ感染症防止対策のために参加人数を制限、事前登録と全席指定での開催です。

　第1回は2021年10月14日（木）に草野素雄 城西短期大学学長による「大学のマーケティング　～コロナ禍での再考～」の講演を行いました。
　草野学長が公開講座開会の挨拶を行い、そのまま講演に入りました。
   講演は、コロナ禍で明確になったこれからの大学の姿を、草野学長の専門であるマーケティングの視点から問う内容です。大学の歴史に始まり、大学進学率が50％に達した現状までを概観。ここで展開をあらため、マーケティングの定義の変遷から、50年前に比べて半減以下となった18歳人口や大学数の増加、女性大学進学率の向上、バブル崩壊後の全入時代といった変化と、その結果から問われる大学の置かれた位置、さらにコロナ禍の教育環境の激変へと論説を展開しました。城西大学や海外の大学などを例にとりあげることで、説得力ある内容でした。
　最後に草野学長は「結局は自分の大学とは何者かが問われる」とまとめ、講演を終えました。
※第40回（2021年度）城西大学公開講座は、TJUP共同公開講座「新型コロナウイルス危機を生きる～正しい知識と対応～」の一環です。