2021.10.26
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「食す」「装う」「愛でる」江戸動物誌-生活のなかの動物たち-の展覧会【水田美術館】

20211026江戸動物誌

20211026江戸動物誌

 城西大学水田美術館では、2021年10月25日から11月19日まで「江戸動物誌-生活のなかの動物たち-」の展覧会を開催しています。
 動物考古学の専門家である城西大学経営学部 非常勤講師阿部先生の企画により、江戸時代における人間と動物との関係性や当時の動物たちの姿を絵画と考古資料から紹介しています。「食す」「装う」「愛でる」に焦点を当てて考古学・歴史学の研究成果から江戸時代の人々が生活の中で動物とどのように関わってきたか(利用してきたか)をぜひ水田美術館でご覧ください。

20211026江戸動物誌

  そのナビゲーター役となるのは、展覧会マスコットキャラクターの狆の「ちぬ丸」君!
この名前は、「文化と歴史Ⅱ」「文化人類学Ⅱ」(いずれも経営学部)の授業で募集して選ばれました。チンの語源は“ちいさいいぬ”を短くして“ちぬ”とされており、「ちぬ丸」の“ちぬ”はそこから来ているそうです。
ご鑑賞いただいた方には“ちぬ丸”君のシールもプレゼントです。なんとなく愛くるしい“ちぬ丸”君です。
では、江戸動物誌にもどると、
「食す」・・・潮干狩りは江戸の人々の娯楽!
「装う」・・・髪飾りなどは金属や木材のほかに動物の骨や角を用いてた
「愛でる」・・自由気ままなイヌたち
浮世絵をはじめとする絵画からは当時の人々の生活や娯楽、そして動物たちとどのように触れ合ってきたのかが活き活きと感じとれました。
また、考古資料からは当時の人々が実際に使い残した様々な痕跡が興味深く見てとれます。
ついついおしゃべりしながら鑑賞したくなる面白さがありました。

20211026江戸動物誌

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20211026江戸動物誌

 同時開催で「水田記念図書館所蔵 漢方古書資料紹介展 むかしむかしの水産図鑑 」では《魚貝能毒品物圖考》(1849年)と《水産圖解》(藤川三渓著、1889年)を実物資料と全図パネルで紹介しています。
 江戸と明治の水産図鑑には、 “海坊主”や“人魚”などの妖怪や伝説とされる生き物までも書かれています。今の言葉に置き換えられた説明文はそうなんだとほほ~と思ってしまいました。
とにかく楽しい展覧会です。関連企画の講演会やスライドトークをありますので、水田美術館へぜひお越しください。

関連企画=① 講演会「近世考古学と江戸の風景」
        講師:谷川章雄(早稲田大学人間科学学術院教授)
        日時:11月11日(木)午後1時30分~午後2時50分
        会場:水田三喜男記念館講堂
        参加形態:会場参加(定員40名)とオンライン(Zoom)参加
       ②  スライドトーク+展示解説(本展企画者 阿部常樹講師による解説)
        日時:10月28日(木)午後1時30分~午後2時30分
        会場:水田美術館1階多目的スペース
        定員:12名(申込先着順)
        *1階でスライドを用いた講義をした後、2階展示室にて展示解説を行います。

水田美術館 江戸動物誌ー生活のなかの動物たちーはこちら
(広報課)

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