城西大学および城西短期大学は、教育研究の成果を広く地域に開放し、高度化、多様化する地域住民の学習意欲と地域社会のニーズに応えるために公開講座を開講しています。2021年度は3講座を開催します。　
　今年度の公開講座は新型コロナ感染症防止対策のために参加人数を制限、事前登録と全席指定での開催です。

　第3回は2021年10月28日（木）に神内伸也 城西大学薬学部医療栄養学科准教授による「食生活と免疫」の講演を行いました。
　開始早々、“免疫は食べるということと関係があります”の言葉。新型コロナウイルス感染防止のワクチン接種のニュースで「免疫」の言葉は頻繁に耳にしますが、今回の公演は、免疫の仕組みを食べるということから話してくれるようです。
　“免疫は、小さな子供のころから皆さんを守ってくれています。たえず守ってくれています” “ある病気に対する免疫は、ほかの病気には働きません”
　と説明してから、食事との関係へ。
　専門的な説明の後に食品のイラストを添えて、
　“体液性免疫の主役である抗体はタンパク質で出来ているので、タンパク質やその素であるアミノ酸をバランス良く摂ることが必要です”
　 “肥満や糖尿病などのようにエネルギーが過多になる病態は、免疫反応が悪くなりますので気をつけましょう”
　“タンパク質は小さく分解されてはじめて吸収されます。ですから、しっかり噛んでゆっくり食べるようにしましょう”
　と、分かりやすくまとめられました。

※第40回（2021年度）城西大学公開講座は、TJUP共同公開講座「新型コロナウイルス危機を生きる～正しい知識と対応～」の一環です。