公衆栄養学実習では，対象集団の栄養・健康課題を分析し，その解決に向けた事業の企画・立案，実施，さらには評価，改善というマネジメントサイクルの方途を学び，実践します。
若年女性の痩身，男子大学生の食生活，園児・小学生の好き嫌いや小児肥満，高齢者の低栄養問題など，現代の様々な健康・栄養問題を取りあげ，対象集団に成りきった同級生へ栄養教育（栄養指導）を行います。

今年度の実習は1年ぶりに少人数制のグループ（班）で活動することができました。学生達は充分なコロナ感染症対策を図りながら6日間の濃密でスピード感が求められる実習内容を終え，
「みんなで協力する場面が多く協調性が高まった」
「連携が大切だと気づいた」
「班で協力して一つのものを作り上げるのはとても楽しかった」
「アウトプットできる機会が多く，発表することに慣れる練習になった」
「将来管理栄養士になったときに実用的だと思った」
などと，他者と協働して何かを成し遂げることの楽しさと強みを実感し，自信や達成感を味わうことができたようです。

コロナ禍で実習内容も制限と工夫が必要でしたが，学生達の協力と前向きな態度，努力によって，とても充実した公衆栄養学実習が展開できました。

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