2022.02.08
お知らせ 大学
数学者の岡本健太郎氏を招いた特別講演会「数学×アートの世界」が開かれました【学長所管研究】

20220207数学×アートの世界

 数学者のほか切り絵アーティストや書道家としても知られる岡本健太郎氏を招いた特別講演会「数学×アートの世界」が2月7日、水田三喜男記念館講堂で開かれました。本講演会は、「数理」と「芸術」の相互関係について新しい発想や知見を得ることを目的に、文理融合の協奏(協創)研究を目指す学長所管研究奨励金の採択研究の一環として開催されました。
 九州大学で数理学の博士号を取得した切り絵アーティストで、国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター特任フェローの岡本氏の特別講演「数学×アートの世界」が約1時間行われたほか、切り絵と書道の実演もありました。岡本氏は、数学を使ったアート活動(切り絵)を通して数学の有用性だけでなく、美しさや魅力について積極的に発信されています。
 岡本氏は講演の中で、作品の「モナ・リザ」に黄金比(当時は神聖比)を使ったレオナルド・ダ・ヴィンチや抽象画家のサルバドール・ダリらを挙げて「画家も当時の最先端の数学を重要視していた共通点があります」と指摘。図形だけでなく等式の美しさにも言及して数学の美しさを解説されました。また、パラメトリック曲線やフラクタル図形、平面タイリングを例に数学アートの興味深い世界と自らの切り絵の作品を紹介されました。約30分にわたり書道と切り絵の実演をされた岡本氏は「今後も色々と数学アートの切り絵の作品作りに励んでいきたいと思います」と結ばれました。
 会場参加とオンラインのハイフレックス形式で行われ、「切り絵アートを始めたきっかけは」「作品制作にかかる日数は」など多くの質問に丁寧にお答えいただきました。
(広報課)

20220208数学×アートの世界

20220208数学×アートの世界

20220208数学×アートの世界

20220208数学×アートの世界

前のページに戻る