2022.02.25
語学教育センター
お知らせ
【城西大学語学教育センター】言語を勉強する「今」とは? (語学科目の取り組み)
新型コロナウイルス感染症拡大開始から2年あまりが経ちました。この間の、語学教育センターが担当する科目での取り組みについて振り返り、「今」の語学科目での学びについて考えたいと思います。
2020年度に語学教育センターが開講していた科目は、前期は完全オンラインで実施しました。後期は大半の授業で完全オンライン授業が継続したものの、一部の授業は対面授業に戻り、一部の授業はハイブリッド形式を取り入れて実施しました。
2021年度の授業は、ほとんどの授業が対面方式で始まりました。一部の授業ではハイブリッド形式が採用されました。初回の授業で、100名近くの受講希望者が確認できた科目では、教育効果と感染防止対策を保つため二週目から完全オンライン授業に切り替わりました。その後、緊急事態宣言発令とその延長を受け、学生の希望と安心に寄り添いながら、ほとんどの科目で対面での受講だけではなく、オンラインでの授業参加も可能となるように対応してきました。
なお語学科目は、講義科目とは異なり、ある程度の言語活動を避けることができません。そのため2021年度の授業を開始する直前には、20年度後期の体験をもとに対面授業時における感染防止のための方針を作成し、全教員で共有しました。また授業開始後も、積極的に問題点、検討すべき点を掘り起こしながら、感染対策を徹底した授業展開ができるよう担当教員向けに情報発信を続けました。また対面授業を開始するにあたり、科目の特性を考慮し、教室の収容定員50%未満となるよう対応しました(講義科目は60%未満が基準でした)。
ハイブリッド形式の授業について取材を試みたところ、各教員がさまざまな工夫を凝らして授業を行っていました。いくつかの授業の様子を紹介いたします。
2020年度に語学教育センターが開講していた科目は、前期は完全オンラインで実施しました。後期は大半の授業で完全オンライン授業が継続したものの、一部の授業は対面授業に戻り、一部の授業はハイブリッド形式を取り入れて実施しました。
2021年度の授業は、ほとんどの授業が対面方式で始まりました。一部の授業ではハイブリッド形式が採用されました。初回の授業で、100名近くの受講希望者が確認できた科目では、教育効果と感染防止対策を保つため二週目から完全オンライン授業に切り替わりました。その後、緊急事態宣言発令とその延長を受け、学生の希望と安心に寄り添いながら、ほとんどの科目で対面での受講だけではなく、オンラインでの授業参加も可能となるように対応してきました。
なお語学科目は、講義科目とは異なり、ある程度の言語活動を避けることができません。そのため2021年度の授業を開始する直前には、20年度後期の体験をもとに対面授業時における感染防止のための方針を作成し、全教員で共有しました。また授業開始後も、積極的に問題点、検討すべき点を掘り起こしながら、感染対策を徹底した授業展開ができるよう担当教員向けに情報発信を続けました。また対面授業を開始するにあたり、科目の特性を考慮し、教室の収容定員50%未満となるよう対応しました(講義科目は60%未満が基準でした)。
ハイブリッド形式の授業について取材を試みたところ、各教員がさまざまな工夫を凝らして授業を行っていました。いくつかの授業の様子を紹介いたします。
伊東先生:Zoomを用いてリアルタイムのハイブリッド授業を行っています。PCに加えてiPadでモニタリングを行い、片耳イヤホンでオンラインと教室の両方の学生の声を聴けるようにしています。こちらの声は首のマイクで拾っています。また、板書はスタイラスペンを積極的に用いています。
石川英司先生:教室での対面授業では、感染症拡大防止に配慮しつつ学生―教員間はもとより学生間の英語活動を積極的に行っています。同時に、オンラインで参加する学生に対して対面授業と同等の英語活動の機会が提供できるよう心掛けています。
鬼頭先生:緊急事態宣言下では、ハイブリッド授業を実施しています。自宅からでも対面でも授業に参加することができます。また、チャットや質問フォームを使い、オンラインで参加している学生も対面で参加している学生も、同じ授業に参加している感覚が持てるようなアクティビティを設けて、授業を行っています。
牟田先生:iPadとZoomを使って、教室の学生もオンラインの学生も同じ板書を見られるようにしています。 授業中、毎回Zoomのブレイクアウトルームを使って、オンライン参加の方もクラスメートと議論する機会を設けています。また、小テストや質問相談コーナーもWebClassに設置して、オンラインで取り組んでもらっています。オンラインを活用した新しい学びの形を日々模索しています。
樊先生:中国語の授業は、発音の段階から積極的に学習用アプリやソフトを取り入れて、学生の自主的な学習をサポートしています。教室のスクリーンでアプリやソフトの操作方法を見せながら、パソコン、タブレットや携帯など、それぞれの端末での操作方法を徹底的に説明します。
良い発音ができたときに「〇」、よくない発音をしたときに「×」と瞬時に判断できますので、学生たちは苦手な発音をゲーム感覚で楽しみながら練習できます。授業時間以外でも、高い得点を目指して熱心に練習する学生が増えました。
(写真は、目白大学の氷野善寛先生を中心としたチームが開発したOndoku Chinese です。
紹介サイト:https://www.ondoku.org/)
良い発音ができたときに「〇」、よくない発音をしたときに「×」と瞬時に判断できますので、学生たちは苦手な発音をゲーム感覚で楽しみながら練習できます。授業時間以外でも、高い得点を目指して熱心に練習する学生が増えました。
(写真は、目白大学の氷野善寛先生を中心としたチームが開発したOndoku Chinese です。
紹介サイト:https://www.ondoku.org/)
大橋先生:Zoomで受講する学生も教室にいるのと同じような感覚で参加できることができることを心がけています。例えば会話の発表は、教室の学生とオンラインの学生がペアになるようにしています。オンラインの学生は、一人で授業を受けていますが、孤独にならないことを心がけています。
大橋ゼミを受講している学生からご提供いただきました
新型コロナウイルス感染症拡大の影響は、教員に新たな授業のためのスキル獲得を促しました。このことは語学の学びのあり方の幅が広がったことを意味します。2022年度の授業ではこれらのスキルをさらに活用しながら、学生の学ぶ意欲と満足度を高めるため、そしてこれからの時代の語学教育力を高めるため、教職員一同努めていきたいと思います。
語学科目の授業では、学力向上、感染対策のために次のような工夫がなされています。
これからも積極的に語学学習に取り組んでいきましょう。
- 配布資料は事前にWebClassなどで公開しています。
- Zoomチャットを積極的に活用しています。
- マイクを活用し、学生たちが聞き取りやすい授業を心掛けています。
- 感染対策のため、一部の授業では席を事前に決めています。
- 教室での板書はオンライン受講者の目線に立って行っています。
- オンラインでの画面共有スライドは教室でも見えるようにしています。
- 板書の代わりにタブレットとペンを活用することもあります。外国語の読み書きの練習にもなります。
- 授業を滞りなく配信し、オンデマンドにも対応できるよう、配信用パソコン、確認用パソコン、密着配信用の携帯電話なども活用し、録画も行います。
- 課題提出はWebClassで行いますが、初めて学ぶ言語に関しては、臨機応変に対応し、手書きの課題をスマホなどで撮影して、提出しても差し支えない授業もあります。
これからも積極的に語学学習に取り組んでいきましょう。
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