2022.03.16
医療栄養学科 お知らせ
医療栄養学科2年の大川 真由さんが郷土料理の介護食メニューを提案する【第2回ナリコマpresents介護食コンテスト】で特別賞を受賞しました!【医療栄養学科】【取組】

220316第2回ナリコマpresents介護食コンテスト大川さん1

医療栄養学科2年生大川真由さんが考案した「ブリカツ丼(新潟県)」

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特別賞を受賞した大川さん
2021年9月20(月)から12月24日(金)にかけて、高齢者向け食品製造を得意とするナリコマグループが主催する「第2回ナリコマpresents介護食コンテスト」が開催されました。
医療栄養学科では、昨年、3年生の大澤幸之助さんが同企業にとる第1回介護食コンテストにて、特別賞を受賞しております。

今年度も授業や実習等で、コンテストの案内を行い、学生に参加を促したところ、複数名の学生がエントリーしていました。
料理のテーマは、「郷土料理の介護食を提案しよう!」
介護食を提供する会社が主催するコンテストということもあり、単に美味しい郷土料理というわけではなく、喫食者の嚥下能力も考慮した料理を考案しなければなりません。
そんな中、医療栄養学科2年生大川真由さんが考案した「ブリカツ丼(新潟県)」がみごと特別賞を受賞しました。おめでとうございます!
詳しい事を大川さんに聞いてみました。

関口―――
今回受賞した料理は、魚を使用したカツ丼なのですね。
カラっと良い色に揚がっていて、とても美味しそうですね。

大川さん―――
ブリカツは、揚げずにオーブンで焼きました。

関口―――
ええっ?油で揚げていないのですか?
とてもそのようには見えませんが…すごい技術ですね!
ということは、開発に結構苦労したのではないですか?

大川さん―――
噛む力が弱くても食べられるようタネを柔らかくしたため、整形することが難しくなってしまいました。
そのため、オーブンで四角く焼いてから切り分けることで形を整えつつ、整形する手間も省きました。

関口―――
なるほど…柔らかいタネを整形するのは、コツを掴むのが難しそうですね。
また、焼いてから切り分けるという工夫が、タネの整形の出来を補うのは、良い発想ですね。他に、大変だったことはありますか?

大川さん―――
ブリカツが焼き上がった時に、揚げた時と同じような色になることと、固くなりすぎないように温度と時間を調整しました。

関口―――
手間を惜しまず、試作を続けたかいがありましたね。
特別賞の受賞、おめでとうございます!

写真を見ると、揚げ物と遜色ないような出来栄えで、介護食に新たな可能性を見出す素晴らしい料理だと感じました。

なお、コンテスト発表ページは下記のアドレスよりご参照下さい。
https://www.narikoma-enterprise.com/recruit/contest/


第1回ナリコマpresents介護食コンテスト特別賞受賞記事はこちら
https://www.josai.ac.jp/news/20210507-01.html




文責
関口 祐介 関口先生 
城西大学薬学部医療栄養学科
(管理栄養士養成課程)
栄養教育学研究室 

研究室紹介ページURL:
https://www.josai.ac.jp/education/pharmacy/nutrition_dep/laboratory/eiyoukyoiku.html
ハッシュタグ:
https://lab.naninaru.net/seminar/U25800/josai_pharmacy_sannoumaru

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