2021年度（令和3年度）の学位記授与式と卒業証書授与式を3月17日、総合体育館で挙行しました。昨年度と同様、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、午前・午後の2部制で行いました。

　穏やかな春の日に城西を巣立ったのは1807人で、卒業生総数は9万1771人となりました。博士3人をはじめ、修士と学士の代表者に藤野陽三学長から学位記が、留学生別科の代表者に卒業証書が授与されました。また短期大学の代表者に草野素雄短大学長から学位記が授与されました。
　藤野学長は告辞で、前夜にあった地震に触れた後、「今、山積する問題を解決するために必要なのは、皆が協力して創造する『協創』なのです。今日は、もう一つの言葉を皆さんに贈りたいと思います。それは自分よりも他人の幸せを願う『利他』という言葉です。卒業生の皆さんが『利他』の心をもって、これまでに培った『協創力』をもとに、新しい社会の創造に挑戦し、大きく活躍されることを祈念します」と語りました。
また、上原明理事長は祝辞で「知識のアンテナを高く上げて情報を集め、幅広い考え方を持つ。絶えず疑問を持ち続け、解決策を考え検証する。コミュニケーション力を高め、相互理解を図る」ことを挙げて、生涯にわたり学び続けることの大切さを強調、「夢と志を持っていただきたい」と呼びかけました。

　これに対し柴田彩人さん（経営学部）と乗末彩香さん（理学部化学科）、佐藤珠子さん（短期大学）が答辞を述べました。　柴田さんは「コロナ禍で得たものは、環境に対する適応力です。多くの困難を乗り切りこの場にいます。これは小さな自信となり、前へ進む原動力になると信じています」と述べました。乗末さんは「強く印象に残っているのは、研究室での卒業研究と吹奏楽部での活動です。城西大学で得た様々な経験を忘れずに社会を建設する一人として恥じない人間になれるように精進していきたい」と語り、佐藤さんは「多くの知識や経験、仲間との時間はかけがえのない財産となるに違いありません。城西短期大学で培った知識や精神を活かして社会に貢献していきたいと思っております」と決意を述べました。
　この後、卒業生たちは、新しい坂戸キャンパスの“顔”となる23号館（JOSAI HUB）を見学しました。このほど完成した講義室エリアは、既存の1・2・4号館などの機能を引き継ぐ鉄筋コンクリート造り7階建て。正門付近や周辺の整備を終えたグランドオープンは2023年9月を予定しています。 

令和3年度卒業式（総勢1,807名）

城西大学大学院
経済学研究科　経済政策専攻　修士課程　4名
経営学研究科　ビジネス・イノベーション　修士課程　26名
理学研究科　物質科学専攻　修士課程　2名
薬学研究科　薬学専攻　博士課程(甲）　3名
薬学研究科　薬科学専攻　博士前期課程　44名
薬学研究科　薬科学専攻　博士後期課程(甲）1名
薬学研究科　医療栄養学専攻　博士前期課程　10名

城西大学
経済学部　経済学科　277名
現代政策学部　社会経済システム学科　257名
経営学部　マネジメント総合学科　496名
理学部　数学科　111名
理学部　化学科　75名
薬学部　薬学科　234名
薬学部　薬科学科　50名
薬学部　医療栄養学科　76名

別科
日本文化専修課程　10名
日本語専修課程　3名

城西短期大学
ビジネス総合学科　128名



　　　　　　　　　　　　

修士課程