2022.03.22
お知らせ
大学
杉林堅次特任教授の退任記念最終講義が行われました【城西大学薬学部・城西国際大学薬学部】
城西国際大学学長で城西大学薬学部の特任教授でもある杉林堅次先生の教授退任記念最終講義が3月19日、清光ホールで行われました。退任記念準備委員会が主催し、両大学の薬学部が共催。ホールに加えてオンライン配信も行われ、海外からも含め多くの関係者が耳を傾けました。
杉林教授は経皮吸収技術の日本の第一人者。「皆さんと歩んだ薬学研究」と題した最終講義で冒頭、映画「スター・ウォーズ」のオープニングに似せた動画で歴代の研究室の配属生一覧を紹介。その後、富山大学の薬剤学研究室から城西大学に入職後の製剤学研究室をはじめ、米国のミシガン大学・ユタ大学への留学、帰国後の臨床薬物動態学研究室、薬粧品動態制御学研究室、そして城西国際大学の製剤物性解析学研究室と50年に及ぶ研究室の推移と研究内容を紹介しました。留学から帰国後は「薬剤学を極めたいと勉強し、経皮吸収研究に打ち込んだ」と振り返り、「学際的研究が重要と感じた」と語りました。市販品になりつつある無針注射器やイオン液体による高濃度ビタミンCを配合した化粧品など興味深い研究にも触れました。
その上で、薬剤の今後について「服用する薬から装着する薬になるのではないか」と指摘、「論文を書き始めている」と明かしました。また、「ヘルスケア産業は、予防や健康管理、生活支援サービスの充実、医療・介護技術の進化などにより、拡大・進展することが予測される」として、「医薬品開発はSDGs
と共にある」と述べました。さらに想定外の出来事が次々と起こる時代に必要なスキルとして①テクノロジーの理解と情報収集力②AIやロボットに代替されない、自らの頭で考える力③ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)――を挙げ、AIが取って替わることができるルーチンワーク(作業)だけでなく、考えることを大事にして改革・創造していくことが大切」と強調しました。
最後に「助けをいただきながらこの50年、突っ走ることができました。今日は一応の区切りですが、また皆さんといろいろと仕事ができれば幸せだと思っております」と結びました。
杉林教授は経皮吸収技術の日本の第一人者。「皆さんと歩んだ薬学研究」と題した最終講義で冒頭、映画「スター・ウォーズ」のオープニングに似せた動画で歴代の研究室の配属生一覧を紹介。その後、富山大学の薬剤学研究室から城西大学に入職後の製剤学研究室をはじめ、米国のミシガン大学・ユタ大学への留学、帰国後の臨床薬物動態学研究室、薬粧品動態制御学研究室、そして城西国際大学の製剤物性解析学研究室と50年に及ぶ研究室の推移と研究内容を紹介しました。留学から帰国後は「薬剤学を極めたいと勉強し、経皮吸収研究に打ち込んだ」と振り返り、「学際的研究が重要と感じた」と語りました。市販品になりつつある無針注射器やイオン液体による高濃度ビタミンCを配合した化粧品など興味深い研究にも触れました。
その上で、薬剤の今後について「服用する薬から装着する薬になるのではないか」と指摘、「論文を書き始めている」と明かしました。また、「ヘルスケア産業は、予防や健康管理、生活支援サービスの充実、医療・介護技術の進化などにより、拡大・進展することが予測される」として、「医薬品開発はSDGs
と共にある」と述べました。さらに想定外の出来事が次々と起こる時代に必要なスキルとして①テクノロジーの理解と情報収集力②AIやロボットに代替されない、自らの頭で考える力③ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)――を挙げ、AIが取って替わることができるルーチンワーク(作業)だけでなく、考えることを大事にして改革・創造していくことが大切」と強調しました。
最後に「助けをいただきながらこの50年、突っ走ることができました。今日は一応の区切りですが、また皆さんといろいろと仕事ができれば幸せだと思っております」と結びました。
(広報課)
前のページに戻る