2022.10.06
地域連携センターお知らせ
大学
2022年度城西大学公開講座 第2回「英国・アイルランド文学とパンデミック:ペストとスペイン風邪を中心に」を開催しました【地域連携センター】
城西大学および城西短期大学では教育研究の成果を広く地域に開放し、高度化、多様化する地域住民の学習意欲と地域社会のニーズに応えるために公開講座を開講しています。
2022年10月6日(木)は、第二回目となる「英国・アイルランド文学とパンデミック:ペストとスペイン風邪を中心に」を開催しました。 講師は、城西大学 語学教育センター 伊東裕起助教です。
今回は、「病と文学」に焦点を当て、「なぜ人は病を、特に疫病を忘れるのか?」「なぜ病は文学のテーマにならないのか?」「理由のひとつは、語る言葉の欠如ではないか?」。 文学だからこそ保ちえた疫病の記憶があり、文学だからこそ伝えることができるのではないか。という観点から ペストについては、ウィリアム・シェイクスピア『ロミオとジュリエット』と スペイン風邪については、W・B・イェイツ『再臨』、エマ・ドナヒュー『星のせいにして』からひも解きます。
2022年10月6日(木)は、第二回目となる「英国・アイルランド文学とパンデミック:ペストとスペイン風邪を中心に」を開催しました。 講師は、城西大学 語学教育センター 伊東裕起助教です。
今回は、「病と文学」に焦点を当て、「なぜ人は病を、特に疫病を忘れるのか?」「なぜ病は文学のテーマにならないのか?」「理由のひとつは、語る言葉の欠如ではないか?」。 文学だからこそ保ちえた疫病の記憶があり、文学だからこそ伝えることができるのではないか。という観点から ペストについては、ウィリアム・シェイクスピア『ロミオとジュリエット』と スペイン風邪については、W・B・イェイツ『再臨』、エマ・ドナヒュー『星のせいにして』からひも解きます。
文学だからこそ、病の直接の被害者ではない間接的な犠牲者を扱うことができ、うまく言葉にできないイメージとして病の記憶を扱うことができること、時代を隔てて病を取り上げ現代的なものとして扱うことができる。
病のように「見えないもの」を扱う文学だからこそ、記憶に残らない感情や、記憶から抜け落ちたものを伝えることができ、時代を超えて、テーマとしてよみがえらせることもできる。と、とても興味深い講演を聞くことができました。
今日の講演を踏まえ、作品に触れてみることでより一層深く文学とふれあうことができると感じました。
病のように「見えないもの」を扱う文学だからこそ、記憶に残らない感情や、記憶から抜け落ちたものを伝えることができ、時代を超えて、テーマとしてよみがえらせることもできる。と、とても興味深い講演を聞くことができました。
今日の講演を踏まえ、作品に触れてみることでより一層深く文学とふれあうことができると感じました。
(地域連携センター・広報課)
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