城西大学および城西短期大学では教育研究の成果を広く地域に開放し、高度化、多様化する地域住民の学習意欲と地域社会のニーズに応えるために公開講座を開講しています。

2022年10月12日（水）は、第三回目となる「新型コロナウィルスとは？～彼を知り己を知れば百戦殆からず」を開催しました。 講師は、城西大学 理学部化学科 森田勇人教授です。

今回は、「孫子・謀攻編」に見える格言を引用し「彼を知らずして、己を知れば、一たび勝ちて、一たび負く。彼を知らず、己を知らざれば戦うごとに必ず敗る」。
敵をウィルス、己を自己免疫とし、本日の講座の前半では「ウィルスとは何か」後半は「体の防御システムとしての「免疫」について詳しく学びます。

前半は、ウィルスの定義・種類、生活の中のウィルス、ウィルスはどのように増えるか、ウィルスと病気、生物進化とウィルス、ウィルスはどこで生まれたかなどの詳細を学びました。

後半は、「免疫」の仕組み、自然免疫と獲得免疫、抗原と抗体についてや、ワクチンとはなにか、ウィルスに対するワクチンの種類についてなど話されました。質疑応答の時間には受講者の方もよく耳にしてはいるけれど実際はよくわからないことが多く不安に思っていたことを質問され講師の回答に耳を傾けていました。

閉講式では、城西大学副学長の從二 和彦教授の閉講の挨拶で全三回の公開講座が締めくくられました。