2022.10.31
薬学科
お知らせ
【薬学科6年制】埼玉の薬学、栄養を学ぶなら城西! 薬学生がなんと「食品調理加工学実習」を実施
城西大学薬学部は、埼玉の地に開学し、半世紀を迎える伝統ある薬学部です。
2020年度に開講した城西大学オリジナルの“食の面から健康をサポートする”ための基礎力・応用力・実践力を磨くことができる「栄養・薬学アドバンストコース」が3年目を迎え、薬学科3年生は、選択科目の「食品調理加工学実習」を8月9日、8月11日、8月19日、8月20日に実施しました。
この実習は、医療栄養学科との連携教育になります。薬学科(6年制課程)の学生にとって、“栄養と薬は健康に近づけるための両輪となる”ことを認識する機会になったと思います。
2020年度に開講した城西大学オリジナルの“食の面から健康をサポートする”ための基礎力・応用力・実践力を磨くことができる「栄養・薬学アドバンストコース」が3年目を迎え、薬学科3年生は、選択科目の「食品調理加工学実習」を8月9日、8月11日、8月19日、8月20日に実施しました。
この実習は、医療栄養学科との連携教育になります。薬学科(6年制課程)の学生にとって、“栄養と薬は健康に近づけるための両輪となる”ことを認識する機会になったと思います。
4日間の実習内容は以下となります。
8月9日:食品調理加工学実習1 食物アレルギー対応食
食物アレルギーについて、免疫学的な基本ならびにアレルギー対応策について修得しました。実習では、小麦・乳・卵の各種アレルギーに対応した「パン」の製造を実施しました。
8月9日:食品調理加工学実習1 食物アレルギー対応食
食物アレルギーについて、免疫学的な基本ならびにアレルギー対応策について修得しました。実習では、小麦・乳・卵の各種アレルギーに対応した「パン」の製造を実施しました。
食品調理加工学実習1 食物アレルギー対応食
8月11日:食品調理加工学実習2 摂食・嚥下調整食、 調乳・離乳食と粥
ヒトの成長と加齢における摂食の変化について学び、調乳・離乳食の調整と試食から、成長に伴う摂食機能の変化を学びました。
食品調理加工学実習2 摂食・嚥下調整食、 調乳・離乳食と粥
8月19日:食品調理加工学実習3 疾病予防・治療のための減塩,低糖質・低たんぱく質食
肥満や生活習慣病の予防・重症化予防,治療のための食品や調理法を学び、食塩・たんぱく質・糖質制限の食事療法を理解し,栄養成分量をコントロールする知識と技術を修得しました。
食品調理加工学実習3 疾病予防・治療のための減塩,低糖質・低たんぱく質食
8月20日:食品調理加工学実習4 経腸栄養剤・健康食品
経腸栄養剤の特徴を学び、人体模型を用いて鼻腔からの栄養チューブの留置処置や胃ろう増設をシミュレートしました。
食品調理加工学実習4 経腸栄養剤・健康食品
学生は実習を通じて以下の学びを得たようです(学生の感想を抜粋)。
・薬学部ではあまり学ぶ機会のない栄養について実際に体験をしながら学ぶことができてよかった。離乳食と介護食の違いを実際に食べて感じた味の違いは特に印象に残った。腸管栄養を行うための挿入や滴定速度の調整を学び実際に行ったことを将来に活かすことができれば良いと思った。
・この4日間、食・栄養について新しい知識を得られ、毎回新鮮な気持ちで学習ができました。また、医療栄養学科の先生の専門的な講義を受けることができ貴重な時間を過ごせたと思います。普段の自分の食事とアレルギー用食品・嚥下食を試食して比べてみると味や歯ごたえ、形状など違いが多く発見できました。さらに嚥下の仕組みについても改めて学ぶことで理解が深まりました。塩味調理の実習で自分が丁度いいと感じる量と班の人たちの量では値が異なり、味覚の個人差がよく分かりました。経腸栄養剤を早い段階で実際に学ぶことができたことに魅力を感じ、今後に繋がるような実践的な学びができたのは自身の大きな強みになると思います。全体を通して、楽しく班員と協力して学習ができたので良かったです。
・調理実習において、食物アレルギー対応食パンや介護食、嚥下困難食、減塩食等々、普段自身が意識しないような食事を実際に試飲・試食してみて味や食感などが通常食よりもかなり異なっていて興味深いと同時に今後どのような食事をすべきか患者の立場に立って意見できるような薬剤師に一歩近づけたと思う。また、簡易懸濁法や経鼻チューブ挿入の手技など医療器具の使用方法が知れてとても面白かった。
・実習は先生との距離が近くすぐに質問しやすいと言う利点がある環境の中で、ライフステージや疾患を持った患者さんの質問や不安に応えられる様になる為に必要な材料を得る事ができたと感じた。
前のページに戻る