公衆栄養学実習では，対象集団の栄養・健康課題を分析し，その解決に向けた事業の企画・立案，実施，さらには評価，改善というマネジメントサイクルの方途を学び，実践します。

幼児の好き嫌いや小児肥満，若年女性の痩身や貧血，高血圧ハイリスク者，高齢者の要介護問題などを取り上げ，対象集団に成りきった同級生へ栄養教育（栄養指導）を行います。
学生達は，班員と議論し協力して，対象者に合ったプログラムを企画し，効果的な栄養教育媒体を作成・活用して教室を開催しました。

本実習の全日程を終えた学生達からは，「すごく楽しかった」という感想以外にも，「対象者の気持ちになって考え，伝えることの大変さが理解できた」，「PDCAサイクルを実際に実施し，知識的にも技術的にも深く学ぶことができた」，「大学一年生からの講義ひとつひとつがこの実習に繋がってくることがわかった」，「グループで一つのことをやり遂げる達成感があった」，「将来の管理栄養士としての活動に結びついてくることを改めて感じることが出来た」などと，他者と協働して何かを成し遂げることの楽しさと強みを実感し，自信や達成感を味わっているコメントも多数寄せられました。

学生達の協力と前向きな態度，努力によって，とても充実した公衆栄養学実習が展開できました。

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