第99回東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）は1月3日、復路が行われました。2年ぶり17回目の本戦出場を果たした男子駅伝部は各選手が懸命の走りを見せ、総合9位となり5年ぶりにシード権を獲得しました。総合成績は10時間58分22秒で過去最高となりました。シード権獲得には、前日の往路で櫛部静二監督から「山の妖精になれ」と激励され、城西大学初の区間新記録を打ち立てた山本唯翔選手（経営3）が大いに貢献、チームを勢いづけました。

櫛部監督は大会前、「今年は山上りに強い選手を複数準備することが出来ました。4区までに12位、13位で行き、往路で7位、8位を目指したい。復路の選手たちも力が拮抗していて、10位以内のシード権を獲得したい」と語っていましたが、ほぼその発言通りの結果となりました。

山下りの6区は、昨年8月に行われたU20世界陸上選手権の3000ｍ障害の日本代表だった大沼良太郎選手（経営1）が抜擢されました。大沼選手は予選会でチーム8番目となり、長い距離にも適性があることを証明しました。しかしこの日の大沼選手はピッチが上がらず、区間15位で順位を1つ落としました。7区にはエントリー変更で林晃燿選手（経営2）が入りました。トラックのスピードランナーで昨年11月の上尾ハーフマラソンで63分22秒の好タイムをマークして主力選手の一人に成長。区間9位の力走で順位を戻しました。

8区は復路2人目のルーキー、桜井優我選手（経営1）。予選会でチーム9番目の成績で本戦出場に貢献しました。桜井選手は区間14位ながら粘って10位以内を守りました。復路のエース区間の9区は、今年度急成長した平林樹選手（経営2）が担当。区間8位の頑張りを見せた平林選手は順位を上げられなかったものの、東洋大学の選手と競い合って後続との差を広げました。

エントリー変更で山中秀真選手（経営3）がアンカーを務めました。山中選手は昨年大会の関東学生連合のメンバーに選出され（出走なし）、予選会ではチーム6番目となりました。山中選手が区間6位の力強い走りで東洋大学の選手を振り切り、雄たけびを上げてゴールテープを切りました。

皆さまの熱いご声援ありがとうございました。


※「山の妖精」 山本唯翔選手は身長168㌢、体重51㌔。櫛部監督によると、「山の妖精」は練習コースの山道で白い帽子をかぶり、木々の中をすいすい走る山本選手の姿が、妖精みたいに見えたことから思いついた言葉だったといいます。山本選手は「山の神なんて恐れ多い」という謙虚なキャラクターの持ち主で、「じゃあ妖精でいいのでは」と山本選手と話をしていたとのことです。
【速報】【男子駅伝部】第99回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路はシード権圏内の9位 ５区の山本唯翔選手が区間新記録 5年ぶりのシード権獲得目指して復路へ

第80回 総合19位 11時間42分15秒
第81回 総合15位 11時間22分49秒
第82回 総合11位 11時間16分10秒
第83回 総合11位 11時間20分50秒
第84回 総合11位 11時間20分19秒
第85回 （途中棄権）
第86回 総合 ６位 11時間17分53秒
第87回 総合11位 11時間13分26秒
第88回 総合 ６位 11時間10分17秒
第89回 （途中棄権）
第90回 総合19位 11時間25分42秒
第91回 総合 ７位 11時間８分15秒
第92回 総合12位 11時間20分６秒
第93回 （出場なし）
第94回 総合 ７位 11時間12分12秒
第95回 総合20位 11時間19分57秒
第96回 （出場なし）
第97回 総合16位 11時間11分20秒
第98回 （出場なし）
第99回 総合 9位 10時間58分22秒